田中求之的日々の雑感

このページは田中求之的日々の雑感の2008年02月分のアーカイブです。

ここに記されているのは、あくまでも田中求之の個人的な意見や感想です。
田中の所属する組織や田中の公的な立場の見解ではありません。

田中が購入したり読んだり気になった本の題名に bk1 やアマゾンへのリンクが付いている場合がありますが、これらのリンクにはアフィリエイト(ブリーダー)の ID は埋め込まれていません。リンクは記録や紹介を目的にしたものです。

【田中求之的日々の雑感】  【田中求之的日々の雑感 アーカイブ一覧】

08年02月01日 17時13分 着信

今日は午前中にサーバのメンテナンスを行い、CGI にまた少し手を加えた。その後は講義ノートの整理(あと少しで組織における行動の話がまとめ終わる)。研究室に遊びに来た学生の相手とか、同僚のネットワークトラブルの解決とか、細々としたこともこなしつつ、一日が過ぎたという感じである。

2月になったので Time Capsule が発売になったかなと調べてみたら、まだ予約受付だった。今年度の研究費の残りでなんとか 1T のやつが買えそうなので、研究室のバックアップ・ストレージも兼ねた Wireless LAN アダプタとして導入することに決めたのだ。出荷になったら申請を出そうと思う。どう活用するか、あれこれ考えて楽しんでいる段階なのである。

08年02月03日 09時52分 着信

昨日は妻と娘達は法事に出かけ、自分は自宅で黙々と読書。『医学のたまご』海堂尊が面白かったので、同じ作者の評判になった『チーム・バチスタの栄光』を文庫で買って読んでみたら、やっぱり?面白くて、昨夜は寝床で最後まで読んでから寝たのだった。今日は自分が娘達をみているのだが、この後の買い物の時に、海堂尊の本をまとめ買いしようかなと思っている。

娘達がレゴで遊んでいるのを横目に見ながら、自宅の1Fの床をふき掃除兼ワックスがけ。自宅の床はスウェッディッシュ・パインの無垢のフローリングなので、Auro の天然ワックスでふき掃除をすることにしている(これがワックス掛けにもなる)。ふき掃除は久しぶりかな?と思いながらやっていたら、やっぱ汚れていた。すぐに雑巾が灰色に。ふき終えた床はやっぱ気持ちいいわ。さて、娘達を買い物にも出かけようかな。

08年02月04日 13時41分 着信

スーパーボウルは最後まで緊張感があったゲーム展開で楽しめたけど、ペイトリオッツのオフェンスの調子がイマイチだった(というか、ジャイアンツのディフェンスが良かったというべきかなぁ)のがちょっと残念ではあった。

今日は久しぶりに12時過ぎに研究室に。以前はわりと普通に、午前中は自宅で本や論文を読んでから、午後に研究室に来て、という生活をしていたのだけど、いつのまにか、朝8時半には研究室に来て、夕方5時過ぎに帰るというパターンになってきた。そうなると、今日のように遅い時間に出てくるのが、何となくリズムが狂ったように感じてしまうののだから、やっぱ慣れというかパターン化ってのはすごいよなぁ、と思う。

昨日は買い物のついでに海堂尊の本を3冊ほど買って、寝るまでに『ナイチンゲールの沈黙』を読了し、引き続き『ジェネラル・ルージュの凱旋』を読んでいた。ミステリとして良くできているのかどうかわからないけど、大学病院内幕物として楽しんでいる。組織論の試験問題に使えるかな、という部分もあったりして。布団の中で読みふけっていたせいか、今日はなんか首筋に軽い痛みが。筋を違えたかな?

PostProcessor の表示機能がおかしくなるというトラブルが発生していた。さてさて原因はなんだろ?

08年02月04日 14時06分 着信

bk1から本が到着:

ジジェクの本の熱心な読者ではないのだが、彼が書いたラカン入門とあれば読むしかないかな、と。ラカン自体をまともに読んだことはないが、ラカンに影響を受けた人/ラカンの研究者の人のコミュニケーション論は面白いし、けっこうルーマンの議論ともつながる部分があると自分は思っているので、楽しみに読みたい。もっとも、海堂尊の本を先に読んでしまうつもりだし、『最強の経済学者ミルトン・フリードマン』も少し手を付けているのでこっちが先かな。80年代に経済学部にいた人間としては、やっぱフリードマンというのは気になる経済学者だし(『選択の自由』は持ってた)、けっこう期待して読みはじめているのだが、事務的に事実を書いていくようなノリの本で、いまひとつ面白くは読めない本になってる気がする。

08年02月05日 14時16分 着信

昨日の夕方に娘達の相手をしながら『ジェネラル・ルージュの凱旋』を読み、続いて『ブラックペアン1988』にとりかかった。夜中に目が覚めてしまったので、結局、この本も最後まで読み、続いて『白夜の大岩壁に挑む クライマー山野井夫妻』に手を出したら、これまた引きずり込まれてしまい半分ぐらい読んだ。なので、今日は少し眠かったりする。

研究室で組織における行動の部分の講義ノートを整理しているのだが、講義では取り上げなかったが、社会システムが、個人側の心理システムの自己表現の一貫性という縛りを「利用している」という話の展開として、主体論のようなものを書いておいたら面白いかなと考え、あれこれメモなんかをひっくり返していて、そういや、そういう話であればジジェクの『ラカンはこう読め!』も参考になるかしらと、この本を読むことにした。今日はこれを片づけることにする予定。

08年02月06日 16時14分 着信

海堂尊のマイブームはまだ続いていて、昨日の帰りに『螺鈿迷宮』を買い、これも読んでしまった。とりあえず彼の小説は一通り読んだことになるのかな? その本を買いに行ったついでに服部真澄の新刊にも気がついて購入したので、これを今夜の友にしようと思う。

午前中はFDセミナーに出席。導入教育のあり方に関するセミナーだったのだが、時間が短くて十分には議論が出来なかったのが残念。ただ、他学部の教員と話ができたりしたのは成果であったかな。午後は学生の就活のサポートなどでドタバタしていたら、あっというまに過ぎてしまった。うむ、明日はみっちりと講義ノートの整理なんかをしないといけないな。

大学の横を流れている九頭竜川ではサクラマスが解禁になったようだが、天気が悪いせいか、釣ってるひとはみかけない。なかなか釣れない魚らしいが、自分は福井に来て始めてサクラマスというのを知り、それがヤマメとしってさらにびっくりという感じである。一度、食べてみたいな。

08年02月07日 11時56分 着信

iPod Touch の 32G 版が出たということで、ちょっと心動かされている。自宅なんかでちょっとメールを確認したい時なんかに便利そうだというのと、32G あれば写真や音楽など自分が持ち運びたい程度のものはすべて入るだろうと思うからだ。ただ、iPod Touch から AirMac Express に音楽を飛ばせないのが残念で、それでかろうじて思いとどまっているという状態だ。さてさて。

講義ノートの整理と期末試験の問題作成に専念する予定の一日である。

08年02月07日 15時29分 着信

Fit の納車についてディーラーに確認をしたら、予定通り今月末に登録予定とのことだった。来月には新しい Fit に乗ることになる。今の Civic ともあと1月のつきあい。ちょっと淋しいという気持ちもある。もう少しきちんと手入れして長く乗っても良かったかなという気持ちは今でもある。オイル交換をサボっていることもあり、また色々とガタがきている部分はあるのだが、オーバーホールして外装などもちゃんと直せば、まだ乗れないわけではないしな。Fit の購入を申し込んでから、Civic が急に「老けた」ように感じるのだ、そんなことはないとは分かっていても。でも、もうすぐ分かれるということが、車に対する意識をすこし高め、それまで気にならなかったことにも気づいたということだろう。加入/脱退は、関係への意識や反省的意識の密度を高めるわけだなぁ、と改めて感じている。あと少し、大事に乗ることにしよう。

08年02月07日 16時59分 着信

ずっと悩んでいた組織論の応用問題をようやく作ることができた。海堂尊の小説がヒントになった。自分ではなかなか面白い問題ができたと思うのだが、さて、学生たちはどう答えてくるかな?楽しみである。大学の授業の試験問題は、確かに講義の理解度を確認するものであるのは間違いない。前期の情報システムでは、最新のデジタル機器の原理と業界の動向を理解させるという授業なので、そういうお勉強成果確認の問題に徹しようと考え、論述ではなく選択と穴埋め、それに短答式の問題にしてきた。しかし、組織論のほうは、試験問題を前にして、学生達が少しでも「考える」こと、できれば「考えることを楽しいと思うこと」、そういう問題を出したいと思ってきた。これまでも、そのように作ったつもりの問題も含めて出題してきたのだが、今年度は、応用問題としてはっきり位置づけたうえで、そちらに配点を多くしてみることにした。理想をいえば、学生の理解や思考あるいはセンスが問えるような問題を1問だけ出題ということなんだが、いまの自分にはそういう問題をまだ作れないし、学生たちの学習にも応えてやるためには、確認問題も出さなければならないと思う。そんなこんなの、試験はどうあるべきかということに関する自分の中での色々な思い(っていうほど大げさで立派なもんぢゃないけど)の落とし所はこのへんかな、という感触が、今年は得られそうな気がする。もっとも、学生の答案の採点を始めると、こっちが勝手に熱くなっていたのがアホらしくなる(というか、出題者の自己満足でしかなかったことを思い知らされる)ような気もするけど……。試験問題を作るのは難しくないが、良い試験問題を作るには自分が全力で作問に取り組む必要があると、改めて思う。今年の問題がうまくできたかどうかは別にして、ある種の自分への戒めとして。

08年02月08日 10時40分 着信

服部真澄の『エクサバイト』を昨夜、読み終えたのだが、なんか荒っぽいというか、展開が強引すぎという感じで残念だった。記録と記憶という問題を、今のネットの技術とからめて物語にしたというのは面白かったのだが、細部の詰めが甘いので、今一つ浸りきれなかった。うむ、前に読んだ空海のやつと同じぐらいの残念さ。こっちの期待が大きすぎたのかもしれないが。

朝から雪。しんしんと降るという感じなので、夕方までには積もるかも知れない。この週末は雪の中かな。雪で真っ白な景色の中をレゲエのベースにのって運転してきたのだけど、なんか妙に合う気がした。さて、学生用の講義ノートの整理を夕方までに仕上げなくっちゃ。

08年02月08日 15時04分 着信

なんとか「協働論」、「公式組織論」、「組織における協働」の3つの講義ノートをまとめて、公開した。今年度の組織論は、あとは試験だけだな。もっとも、受講生が160人強なので全員が試験を受けたら採点が大変なんだけど。ともあれ、これで無事に区切りがついた。

08年02月11日 14時34分 着信

昨日、家族で買い物に行った際、本屋で以下の2冊を購入:

『安原製作所回顧録』は本屋のレジの前で偶然に見つけた本なのだが、これが大当たり。個人でフィルムカメラのメーカーを立ち上げてしまったという人の話なのだが、カメラ業界とかカメラに関する意見も書かれていて、なかなか楽しめたのだった。『白夜の大岩壁に挑む』もそうだったのだが、Just for Fun で行動することのパワーの壮快さを堪能するという感じである。もちろん、Just for Fun だけでやっていけるには、色々な条件や偶然が必要なのであって、誰も彼もができることではない。そのことはわかっていても、ただ社長になりたいからと会社を作るといった話よりは、ずっと面白い。

今日は休日だが妻は仕事なので、娘たちは自分が見ている。午前中に買い物に行ったのだが、「ダ・ヴィンチ」に載っていておもしろそうだったので「よつばと」を7巻まとめ買いしてきた。先ほど読み終えたのだが、堪能した。なんていうか、存在と世界を全面肯定するすがすがしさとでも言うのかな。娘達、とくに下の娘をみていると、何が面白くてそんなに笑っていられるかなぁと思うくらいにご機嫌で遊んでいたりするのだが、そういう、なんていうか生きているって楽しいじゃんみたいな感じがいっぱいの本だった。

08年02月12日 13時44分 着信

Ars Technica に Amiga 回顧録の最新記事があがっていた。ツタンカーメンの画像が懐かしい。

組織論の試験問題の再検討を行ってから、ルーマンの『ポストヒューマンの人間論』の再読を開始。個人・人格・主体といった概念の扱いについて再確認を行うためにちょうどよいだろうと思ってのことだ。コミュニケーションの体験が他我の存在を想定させるという議論の筋など、できれば組織論の講義の中に折り込みたかったなぁと思いながら読んでいる。組織論の講義ノートのうち、まだまとまっていない(ルーマン等の書き抜きと自分のメモが混在したままになっている)ものがいくつかあって、それを整理すれば新しい組織論の講義ノート&研究ノートになるなぁとは思うのだが、講義が終わっているので、なんか手を付けるきにもならず。

08年02月13日 11時18分 着信

大荒れの雪。道路が圧雪でつるつるで車はのろのろ運転。自分もずっと2速で走ってきた。いつもの倍ぐらいの時間がかかった。試験を受ける学生たちも大変だろうな。このまま降ると明日にはしっかり積もっていそうだ。

08年02月13日 15時52分 着信

試験に備えて学生達が講義ノートなどにバンバンアクセスしているようだ。学内からのアクセスが急増である。面白いのは、試験情報や講義ノートを見つけるために Yahoo で検索してアクセスしてくることがあるということ。確かに、自分の大学は教員の Web ページ(作成・公開している教員は少ないが)は、大学の Web では見つけにくいかもしれない。また、授業の際には情報を掲載するページの URL をちゃんと板書して知らせてあるのだが、URL を打ち込むのは面倒かもしれない(まさか URL を直接入力するということを知らないということはないと思うが)。幸い、自分の名前は姓は平凡だが名の方が変わっていることもあって、Yahoo でも Google でもすぐに見つかるはずだ(今でも「組織論」のキーワードで Yahoo と Google の両方共に、最初のページに掲載されているようだし)。あらためて、まずは検索サイトというネット利用の仕方に気がついた次第。あ、試験までサーバが落ちないように気をつけないといけないな。

ルーマンの『ポストヒューマンの人間論』の再読を終了。最初に読んだ時には気がつかなかった記述や論の展開がけっこうあって、面白く読めた。メモをとりながら、もう一度読み直そうと思う。

08年02月14日 14時31分 着信

今日も雪。ただ、ずっと降っている割には積もらない。今のところ雪かきの必要もなさそうだ。

bk1から本が到着:

どれもわくわくというところ。もっとも、週末にならないと読む時間はとれそうもないが。

研究室ではルーマンのメモとり再読。フッサールをそう読むのか、といった感じで楽しんでいる。明日の試験の準備も完了したし、ちょっとゆっくりできているかな。学生達は今ごろはいっしょうけんめい試験用の資料を作っているのだろうな。

08年02月15日 16時38分 着信

組織論の試験が終了。受講生が多いため2教室での試験となり、自分が見れない教室の試験監督を同僚の先生に担当してもらったのだが、試験終了時に、自分の思い込みから、同僚の先生の気遣いを無にするような失礼なことをしてしまった。へこむなぁ。

午後は会議が入った。その後、研究室でサーバのメンテナンス。研究費で購入した『リンネと博物学』が届いたので、収録されている図版やリンネの文章などを拾い読み。素晴らしい本だと思うが、1万5千円という値段は……。自然界についての記述などを読むと、確かに進化論以前の思考枠組みだなぁと感じる。じっくりと味わっていたい本である。

明日は下の娘の保育園の発表会。雪の影響がなければいいのだけれど。

08年02月18日 12時10分 着信

土曜日は下の娘の保育園の発表会。雪の中を歩いていく。午後は下の娘を皮膚科につれていって買い物。昨日は体調を崩した下の娘の様子を見ながら、読書など。のんびりしたのかどうなのか分からないような週末だった。

『ライディング・ロケット』を読み終えた。宇宙飛行士候補者になってからの話が中心なので、NASA という組織の問題なども語られていて、そういうこともふくめて楽しめた本だった。スペース・シャトルって、やっぱギリギリのところでうまくいってたものだったんだなぁと改めて認識。前に読んだ『NASAを築いた人と技術 巨大システム開発の技術文化』とか『ファーストマン ニール・アームストロングの人生』あるいは『ローバー、火星を駆ける』などと合わせて、アメリカの宇宙開発に関わった人々の色々なあり方がみえてくるような気がする。

今日はホンダのディーラーに印鑑証明などを届けてから大学へ。29日に納車が決定。今のシビックはそのまま廃車になる。

今日は4年生の成績を採点して提出。研究室が寒い寒い。

08年02月18日 17時06分 着信

午後は黙々と試験の採点。事前に公開しておいた基本問題のほうは、さすがに皆、よくお勉強してある。応用問題の方は差が出るかと思ったが、皆、そこそこきちんと解答してあるが、素晴らしいとうなるような解答はとても少ない。ただ、多くの学生の答案に、自分なりにその場で一生懸命考えたんだろうなという痕跡はあって、それが気持ちよかったりする。

東芝の HD-DVD からの撤退予想が話題になっているが、DVD とか携帯の料金制度とか、4月からの情報システムの授業は例年になく新しい動きのフォローに追われることになりそうだ。そこが面白いところではあるんだが。

週末からの雪も一段落といったところか。

自宅で『ライディング・ロケット』を読み終えてから、『写真がデジタルになる日』にとりかかったのだが、この本は開発担当者たちへのインタビューで構成されるものになっていて、そこで語られている担当者の言葉ってのが、なんていうかこだわりと誇りが入り交じった言葉で、なんか響くものがある。この本を読み終えたら、それこそ、情報システムのデジカメの講義もディープなものにしたくなりそうな気もする。

08年02月19日 16時35分 着信

黙々と試験の採点を続けている。基本問題として事前に公開しておいた6問の内から2問を選択し解答するようにしたのだが、コミュニケーション論と協働論を選択する学生が多いのに少し驚いた。それだけこの領域に関する学生の関心が高いのか、授業の最初の方で展開した内容なので講義ノートなどの入手が楽だったのか、具体的な理由は不明ではあるのだが。

試験の採点のあいだを縫って、学生の就活相談をしたり、会議に出たり。明日には採点が終わるので、そうすると、また一区切りつけるな。もっとも、来週は前期の入試が控えているので、また忙しくなる。

08年02月20日 12時33分 着信

試験の採点が終了。160人近い枚数を一気に採点するのはさすがに疲れた。全般的に、自分が予想していたよりも学生のできは良かった。来年度はもう少し厳しいものにしてもいいかな、という感じ。

試験の応用問題の中に、会社の役割分担をくじ引きで決めるという仕組みについて、その利点やうまく行く条件を考えさせるという問題を出題したのだが、これに対する解答の中で、うまくいく条件に「くじを引く順番を毎回変えるべき」とか「全員が同時に引くようにしないと平等にはならない」といった、くじを引く順序について論じたものが少なからずあって、ちょっと驚いた。くじ引きの結果の確率は引く順番に依存しないということが分かっていないのかな? 最後の一本を引くひとは「選べないから不利」といった解答があったところをみると、結果の確率よりも、くじを引く行為の主観的な意味(自分で「選んだ」ということ)のようなものを気にしているとも思えるので、そうだとしたら、理解できなくはない(自分で選んだのだから納得して受入れられる、という結果の受容の問題として)。どうなんだろ? 4月からの基礎ゼミで、確率と統計の初歩みたいな話をした方がいいのかな?

中国で誕生した百度(Baidu)という検索サービスの日本語版が運用開始というニュースは聞いていたのだ、今日、ちょっと調べたいことがあって、試しに使ってみた。反応速度などは悪くないなぁという感じ。Google や Yahoo の検索結果と微妙に違っているので、内部のロジックは異なるのだろう。で、試しに「組織論」を検索したら自分のページは7番目にランク、「経営組織論」だと3番目。Baidu さんにも評価してもらっているようだ。今日現在、「組織論」の検索で、Yahoo は1番目、Google も1番目、MSN (Microsoft Live Search) だと7番目、にランクされる(検索履歴などが影響していると思われるので、皆が皆こうなるわけではないだろうが)。これも、ある意味、貴重な「資産」だよなと思う。今年度の講義のノートを元に、ページの大幅な更新を近いうちに行う予定なので、そうしたら、また検索ランキング(笑)にも影響でるかな。

08年02月21日 11時34分 着信

久しぶりに晴れやかな日。雪の季節の終わりを感じさせる。

bk1から本が到着:

『恐竜はなぜ鳥に進化したのか』は、酸素濃度が生物の進化の鍵を握っていたという説を論じた本とのことだったので、これはぜひとも読まなければと思って購入した。試験の採点も一区切りついたので、今日はこれに専念しようかと思う。『サウンドスケープの技法』も誘っているのだが、これは週末の楽しみにおいておくかな。

08年02月22日 11時04分 着信

『恐竜はなぜ鳥に進化したのか』を昨日のうちに読み終えた。酸素濃度の変動とそれに対する適応的変化という観点から進化を論じた本で、生物の進化をめぐる色々な謎が整理されていくのが刺激的な本であった。正しいかどうかはともかくとして、少なくとも、自分にとって、この本を読んだことによって生物の進化に対する見方が確実に変わった。単なる偶然の積み重ねだけが生物を今ある姿にもってきたというのは単純すぎるということを思い知らされた。だいたい、進化というものを酸素濃度で見るという視点自体が、そうか!その手があったのか!という感じだしね(酸素濃度が変動していたことさえ知らなかった。植物が誕生してからはほぼ一定の濃度だったと思っていたからねぇ)。残念ながら読みやすい本ではない。生物の分類名がボコボコ出てくるのだが、それが具体的にイメージできないと議論についていきにくい。そういう意味では、ある程度の予備知識があった方が楽しめる本だろうな、とは思う。なにはともあれ、堪能した。

今日はゆっくりと講義ノートなどの整理をしながら、あれこれと考える予定。

08年02月23日 11時09分 着信

bk1から本が到着:

サールの本は、ちょうどルーマンの『目的概念とシステム合理性』を再読していることもあり、またサールが行為をどのように論じるのか興味もあり(チューリング、デリダの批判者としてのサールしか自分はしならないのだけど)、買ってみた。この週末はこれを読むことにしようかな。あとは、どちらかといえば、ゼミとか基礎ゼミのネタを仕入れるために買った本である。『大人のためのサイエンスiQ』を昨夜のうちに読み切ったのだが、なかなか楽しめた。そっか、この領域は基礎ゼミで取り上げるべきだなぁ、という発見もあり、その意味でもよかった。そういえば、「もやしもん」の6巻が出ている筈だ。買いに行かなければ。

08年02月24日 13時31分 着信

今日は妻が仕事なので自分が娘二人を見ている。朝食の後、レゴで遊んでから皆で買い物へ。下の娘の誕生日が近くなってきたので、トイザらスに行って下の娘に何か欲しいものがあるか見て回る。結局、レゴの赤バケツ基本セットと、ぽぽちゃんの食事セットという組み合わせに決まる。夕食の買い物などして帰ってきた。昼食は娘達のリクエストでざるそばと焼鳥だったのだが、ざるそばを大人3人前作っても、自分には足りなくなってきた。娘達がしっかり食べるようになってきたからだ。最近、特に上の娘は、けっこうしっかり食べるようになってきたので、食事を作るときの分量の加減を少し多めにしないと足りないこともある。そんなことにも、こいつら大きくなってきたなぁと思い知らされたりする。

雪が吹雪いているかと思うと陽が差す不安定な天気。明日は前期入試。自分は入試は採点になっているので、明日と明後日はぎっちり缶詰めで採点が待っている。

娘達が遊んでいるのを横目に、サールをポチポチと読む午後、の予定なんだが、さて?

08年02月25日 11時37分 着信

前期入試の日。自分は採点担当なので夕方から缶詰めになる。それまでしばし『行為と合理性』を読み続ける予定。あまり期待せずに買った本なのだが、なかなか面白い。ルーマンがコンティンジェンシーの変換(差異の統一)ととらえたところを飛躍として押さえた上で、そこに自我を持ってくるという論になっているようだ。連続性、一貫性を何が担保するのかという議論として読めるかな。

08年02月26日 15時55分 着信

入試の採点はなんとか終了。延々と採点を続けていると、脳の作業のために最小限必要な部分だけが動いて、あとはスリープしたような感じになってきて、自分がふと軽くなったような錯覚に陥る瞬間がある。余分なプロセスがみんな停止した静寂感とでもいうべきか。で、時折、ふと、どこから沸いてきたのか自分でも不思議に思うようなイメージというか考えが沸いてきたりする。採点している問題などには全く関係ないのだけど、たとえば、マシニックとメカニック、なんて言葉がぽろっと出てくる。で、帰りの車の中でふと思い出して、作動一元のレベルがマシニック(ドゥルーズ=ガタリのいうようなマシニック)で、それに組織がかぶさってメカニックになる、なんてことを考え続けてみたりするわけである。そういう、普段とは違う頭の使い方というのも、新鮮ではある。もちろん、採点は疲れるけどね。

bk1から本が到着:

業界本3つって感じかな。寝床での楽しみというところか。

マック仲間の ML での相談をうけて、久しぶりに HyperCard のスタックを作ることになりそうだ。スタックに書き込まれた日誌をテキストファイルに出力するもので、本来ならスタックに HyperTalk でスクリプトを書いちゃうのが手っ取り早いのだが、スクリプティングをする人ではないようなので、書き出しようのスタックを作成するのが話が早そうなのである。osax 開発用のスタックこそずっといじってきたが、純粋な?スタックを作るのは何年ぶりになるのだろう? ちょっとわくわくしている自分がいる。やっぱ HyperCard は自分のプログラミングの原点だからね。もっとも、今日は採点で疲れて何もする気がしないので(サールを読む気力もない)、明日以降、作業にとりかかる予定。そのまま HyperCard の CGI を作ってサーバで遊んでしまいそうな自分が怖い。

08年02月27日 12時02分 着信

雪がマジ降り。窓の外は雪しか見えない。帰りは雪がかなり積もっていそうだ。

技術や技術者の本はやっぱ面白い! 昨日届いた3冊の本を、結局、全部一気に読みきってしまった。『iPhoneが日本に上陸する日』は、iPhone の本というよりも、むしろ日本でなんで iPhone ができないのか? あるいはすぐには発売にならないのか、という観点から日本の携帯業界を論じた本になっている。その意味では、ちょっと肩透かしを食らったところはあるのだが、まぁ、日本の携帯業界の現在状況をまとめたものという点で、新年度の情報システムの授業の参考資料になるかな。『美学vs.実利』はソニーのプレステ開発物語で、主役は当然のごとく有名な久夛良木氏。彼が自分の「美学」を貫き実現しようとした歴史としてプレステの経過を追った本で、読みはじめたら止まらなくなってしまった。自分はプレステを買ったことはないのだが(FFがプレステに移った時に購入をかなり迷ったことはあったが)、歴代の開発時や販売時の状況など、そういえばそうだったよなぁ、と懐かしみながら、その時にこういうことを考えて作ってたのか、という感じで読めた。で、そのまま勢いで『超精密マシンに挑む ステッパー開発物語』を読んだのだが、これは日経新聞の「私の履歴書」の書籍化されたものなので、タイトルは少し内容とミスマッチだと思うのだが(自分のようにステッパーの開発物語を期待して買うとがっかりする)、ニコンという会社で働いた人を通して日本の製造業について振返るという本として読むと面白い。もちろん、話が面白いのは、筆者が現場で開発をやっていた時期の話である。やっぱ、技術というのは、現場でモノとの対話のなかで育まれるもんだよなぁと改めて思う。

この後、サールの本を片づける予定。期末試験と入試の採点が終わって、ほっと一息な一日なのである。あ、HyperCard の復習もやらなくては。そういえば、Mac 系のライターの誰か、HyperCard の本とか書かないのかね? 役者も揃ってるし、アップルに振り回された歴史のドタバタもあるし(HyperCard 3 は QuickTme に統合され、QT のスクリプティング環境になる、なんて話もあったなぁ)、なかなか面白いと思うのだけどね。

08年02月28日 14時54分 着信

久しぶりに HyperCard でスタックづくりをしているのだが、HyperTalk をすっかり忘れていて、コマンドリファレンスをひっくり返しながらの作業。色々なショートカットも忘れてしまっていてる。ただ、メッセージ構造やプロパティなどの大まかな骨格は忘れていないので、基本的な機能の実装などはサクサクと進む。もっとも、今回のスタックは、他のスタックに記録されたデータをフォルダーを作りながらテキストファイル化していくというものなので、基本的なところは自作の XCMD と XFCN を呼べばできてしまうものではある。それでも、作業対象のスタックは手元になくて、メールで知らせてもらったスタックの仕様をもとに作るので、そのへんが戸惑うところである。自分は、スクリプト(プログラム)を書く場合、最初から一気に書き下ろすのではなく、処理のアウトライン(骨格)をまず書いて動かして、それから少しずつ、細かな機能を、その都度試しながら作り込んでいくのがスタイル。なので、テストに使うスタックも作る必要があって、そっちのほうが面倒だったりする。しかし、G3 の iBook で HyperCard 動かすと速いねぇ。カードごとに対応するフォルダーを作り、そのフォルダーの中にカードに記載されたデータのテキストファイルを作って行くという処理を延々とやるものになるのだが、30個ぐらいのフォルダーを作ってもあっという間で、本当にうまくいったのか不安になったぐらいだ。HyperCard が、最初からこれくらいの速度で動くソフトだったら、もっとスタックの使われ方も変わったのかもしれないしなぁ、と思う。かつて MacSE でぎっこんバッタンと動かしていた頃とは全く違うツールのような気にさえなるもんな。

サールを黙々と読み続けている。

研究室の整理をしていて、デザインの現場や NIKKEI DESIGN を読み直したりしたのだが、デザインというものを妄想的拡大解釈すると、協働における行動の問題もデザインということになるなぁ、などと考えていた。ある意図なりコンセプトなり機能なりを、特定のマテリアルの秩序の中で(そのマテリアルや状況などの数々の制約条件の中で)、他者の受容可能な形に落とし込む、ということだからである。行為として観察可能な振舞をデザインし実行するわけで、そこにデザインという形で自己裁量の余地や、ある種の自己表現も含まれることになる、と考えることもできる。さて、この線で考えていくと、なにが見えるかな? もう少し頭の中で転がしてみようと思う。

08年02月29日 15時26分 着信

学生の就活相談やら、同僚の Mac の相談やら、ドタバタとしていたらこの時間。

Mac の相談をしてきた同僚のマシンは 10.2 の iMac なんだが、なかなか凄いものを見てしまった。ファイルはことごとくハードディスクのルートに保存されていて、さらにゴミ箱のファイルも一切消去していない。デスクトップもアイコンだらけ。いやぁ、あそこまで凄いのは始めてみたような気がする。

昼休みなどを使って依頼されていたスタックを仕上げた。久しぶりの HyperTalk だし、プログラミングも久しぶりだったので、楽しかった。

今日はこれから自宅に帰って新車を受けとりに行く。シビックともお別れだ。明日は大学が停電になるのでサイトは落ちる。