田中求之的日々の雑感

このページは田中求之的日々の雑感の2007年11月分のアーカイブです。

ここに記されているのは、あくまでも田中求之の個人的な意見や感想です。
田中の所属する組織や田中の公的な立場の見解ではありません。

田中が購入したり読んだり気になった本の題名に bk1 やアマゾンへのリンクが付いている場合がありますが、これらのリンクにはアフィリエイト(ブリーダー)の ID は埋め込まれていません。リンクは記録や紹介を目的にしたものです。

【田中求之的日々の雑感】  【田中求之的日々の雑感 アーカイブ一覧】

07年11月01日 13時42分 着信

すっかり寒くなってきた。大学の木々も気がつけば紅葉している。

明日の組織論に向けて協働論に相互行為(対面行為)論を組み込む作業をしていた。会話分析などにも触れたものになったのだが、さて、これをどこまでスムーズに展開していくことができるかな。今日はこの後会議が入っている。

07年11月02日 16時05分 着信

朝研究室に来てみたら、サーバがフリーズしていた。WebSTAR の Message をみると、どうやらメモリー処理でエラーが起きてサーバが落ちて、再起動がかかったところでサーバごとフリーズ、という経過らしい。やれやれ。とりあえず強制再起動しておいてから、授業の準備にとりかかった。

今日は組織論の講義の日。協働論ということで、ダブル・コンティンジェンシー(ホッブス問題)から話を始めて、選択の連鎖の開始と予期の形成、体面的相互行為といった話を展開したところで午前は終了。午後は会話の構造(会話分析ネタ)から始めて、履歴=記憶の共有による関係の透明化、原初的道徳としての自己規制圧力、帰属される予期としての人格までたどり着いて午後は終了。今年度からゴフマンや会話分析などのエスノメソドロジーの議論を踏まえた相互行為論(対面行為論)を組み込んで話すことにしたのだが、なんとかうまく繋がったかなという感触。ただ、自分が面白いと感じている度合いが高い(新鮮度が高い)せいか、どうも話に熱中しすぎて議論がなかなか進まなくなりがちだったのは反省しなければ。聞いていた学生達も、何でそんな話の展開になるんだ?と思ったに違いない。何はともあれ、今週もなんとか無事に講義を終えられた。来週は協働論の続きと協働システム、そして組織へと。先週がコミュニケーション論で基底的的自己準拠、今日が歴史を入れたことで過程的自己準拠(再帰性)、で、来週は再帰、という具合に、すこしずつ自己言及が重層化していくということになっている。システム類型と自己言及の3つとを単純に重ねるわけではないが、こういう過程で話を進めていくと、組織が歴史を決定に置きかえるシステムであるというのが見えやすいとは思う。

授業の後でサーバのメンテ。今朝のフリーズは特に影響などを及ぼしてはいないようだ。やっぱ WebSTAR のバグがらみっぽいな。いつものように、バックアップ、ディスクチェック、DiskWarrior でのチェックと、ルーティンを淡々とこなしてから再起動したのだった。

で、さすがに2コマ連続の講義は、あいだに昼休みが入っても疲れるので、何もする気にならず、ニコニコ動画などをみたり、ニュースを読んだりしていた。状況システム論をまとめあげなきゃなぁとは思うのだけど。ただ、今年度は、昨年度に比べて疲れの度合いが低いというか、昨年度ほどは疲れたという感じがしない。講義のやり方とかは変えていないつもりなので、なんでかな?という感じ。受講生が多い(減らない)というのも作用しているのかな? 大勢が講義に聴き入っている(ように思える)のは、確かに気分がいいものではある。

07年11月03日 14時03分 着信

一昨日の夜、突然だが、そういえば最近デューンを読み直していないなぁと気がついたのだった。フランク・ハーバートのデューン(砂の惑星)のシリーズは、中学生の時にであって以来、時折、すべてを読み返すということをやってきたのだ。『砂丘の子どもたち』までは石森正太郎の挿し絵のやつでもってる。で、最初から読み返す時間もないなぁということで『砂漠の異端者』から久しぶりに読み返すことにした。読み出すとやっぱ夢中になってしまうわけだけど。

今日も研究室に来ているのだが、そうか文化の日で休日なんだと、来てから気がついた。どうりで道が空いていたはずだ。もうじき演習の学生募集が始まるので、それにそなえてプレゼン用の iBook G4 のメンテナンスを行う。こいつで Keynote を使って学生にゼミの相談を行う予定。春にハードディスクの交換を行ったマシンなので空き容量はたっぷりある。なんかもったいないんで、うまく活用できないかなぁと思いはじめた。

07年11月05日 15時23分 着信

昨日の買い物の際に植島啓司『偶然のチカラ』を購入した。前回のゼミでスピリチュアリズムについて学生達と話しあっていた際に、一つのキーワードとして偶然と選択の納得いうのが自分の中に浮かんできて、そのへんにつながっていそうだと感じたからだ。植島の本を買うのは久しぶりだなぁと思いながら読んだ。宗教的な世界観のエッセンスを丸く語ったような本であった。ある種のスタンスの呈示としては悪くないとは思うが、もちろん、全面的に賛成というわけではない。

ゼミ紹介のプレゼンの手直しをしたり、書類を書いたり、あれこれとしていると一日が終わったという感じ。

07年11月06日 13時11分 着信

今日のゼミではシルヴァスタインの『ぼくを探しに』を取り上げる。看護学校の哲学の授業で取り上げたときには、自分のほうからツッコミを入れて語ってみせるという授業になったが、ゼミなので学生達にこちらから質問をぶつけながら、この本を味わってみようというわけである。原書も手に入れたので、対比のために改めて原書で読んでみたのだが、日本語版は良くも悪くも倉橋由美子の翻訳がある種のドライブをかけており、それが魅力になっているということを改めて感じた。原文直訳だったら、この本が、ここまで何かを惹きつける本にはなっていなかっただろうと思う(この週末に買い物に行った際も、子供向けの本のコーナーで売られているのをみつけた。また、別の本屋で、癒しの本の企画コーナーみたいなのに並べられていたのを見たことがある)。このへんも、学生達には知らせておこうかなと思う。Pages で資料を作って印刷していたのだが、Photoshop の画像ファイル(フォーマット)をそのまま読み込めるのは便利なんだが、印刷にえらい時間がかかるなぁ。画像データを印刷用に変換する処理に時間がかかっている感じだ。今後、画像を扱う場合には気をつけよう。

昨日から bk1 がメンテナンス中になったまま。なんか淋しい。

07年11月07日 16時33分 着信

ちょっと調べたいことがあってニコニコ動画を見ていてたら、ポアンカレ予想のやつとか、からくり時計の再現のやつなど、NHK 特集の面白そうな(面白かった)番組がけっこう登録されていた。もちろん、著作権違反のアップロードだから、NHK からクレームが入って削除されるまでしかみられないものなんだろうが、思わず、学生達に、URL をメールしたくなった。色々と問題があることは分かったうえでも、やっぱ素晴らしいとは思う。NHK の番組以外にも、本人が作成したと思われる数学の解説の動画(っていうかプレゼン)なんかがある。今、自分が学生だったら、何時間も YouTube とニコニコ動画に費やすだろうなぁ。

今日は年末調整の書類を書いたり、ゼミ募集用のシラバスを書いたり、あとは状況システム論について、あれこれと考えていた。活動的だったが生産的ではなかったかな、という感じ。

07年11月08日 09時57分 着信

今日は4年生のゼミ。11月に入ったので、卒論始動を本格化させなければ。やれやれ。

なにがきっかけか忘れたのだけど、昨日、「自分で勝手に法則を作ってみる」というをゼミでやってみたいなぁと思ったのだった。自分が思いついたのは、「素数の年齢はヤバイ」というもの。例証は以下の通り:

  • 5歳:幼稚園に投げ込まれ、他人との比較にさらされる
  • 7歳:小学校1年生。「学校」との出会い
  • 11歳:自分がオス/メスであることに気がつかされる頃
  • 13歳:中学校1年生。やれやれ。
  • 17歳:妄想と暴走の思春期まっさかり。
  • 19歳:大学一年生。大学ってなに?
  • 23歳:就職一年目。仕事ってなに?

……てな具合(どっかで誰かが言ってるかも知れないが、上記のは自分で考えたもの)。ようは、テキトーな命題を作って、それらしく実例を書いてみることで、もっともらしく仕上げるというものである。根拠はなくても例証でかまわない。他人をなるほどぉと言わせられるかどうか、それが出来具合の判断規準。こういうのをゼミ生たちとワイワイ言いながらいっぱい作っていくというのは楽しいだろうし、法則というものについて意識する演習にもなるかな。3年生のゼミは、次回は結婚と結婚式をとりあげて議論することになっているので、とりあえず、今日の4年生のゼミでもちだしてみよう。

4年生のゼミの社会の基礎講座は医療保険を、混合医療の記事をもとにとりあげる予定。

07年11月08日 11時56分 着信

「田中求之に聞いてみる?」にコメントspam(っていうのがいいのかな? ようはサイトの売り込みの投稿)が来た。海外からの投稿。わざわざこんなところまで書き込むとはね。おそらく、自動処理でやってるんだろうが。

午前中は明日の講義に備えて協働論から組織論のあたりの講義ノートの手入れを行っていた。協働論に予期の一般化の話を組み込む。

07年11月08日 15時52分 着信

4年生のゼミで「自分で勝手に法則を作ってみる」を学生達にもやってもらったのだが、なかなか良いのは思いつかないようだ。自分の個人的な体験談を無理やり一般化したり(他人には理解不能)、実際に根拠があってウソっぽくなってないのとか、そういうのしか出てこない。それっぽい舞台装置(たとえば「素数」)というのが出てこないみたいだ。ゼミの課題としては使えそうもないな。ちょっと残念。

07年11月09日 16時07分 着信

今日は組織論の講義。協働の成立・継続による予期の一般化の話から始めて、名前をもつことによる協働システムの成立までを午前中。午後は、名前をもつことの効果や影響から始めて組織論の導入部分。組織を「人の入れ替わりがあっても同一である」ことをメルクマールとする行為システムとして位置づけ、社会的なシステムについてのシステム論の概略を説明した。社会システム論をもっと詳しく展開するかどうかは、来週の時間までに考えたいと思う。自分としてはもちろんガンガン突っ走りたいところではあるが、経営組織論として聴いている学生にとっては、そこまでの話が必要か?ということになってしまうだろうなぁ。ここまでの講義は、基本的に当事者の視点から話を組み立てていくという、言うならば行為論的な展開にしてきたのだが、それをシステム論として整理し直すというのも悪くないとは思うが。

そういえば、組織論の出席学生が今年度は多いなと思っていたのだが、先日届いた受講生名簿を見たら登録者が162名もいた。だったら納得ではある。もっとも、それでも出席率は例年よりは高いような気がする。なんとなく人がたくさん出ている感じの授業だと、学生達は出席するものなのかもしれないな。

この週末は娘達の七五三のお参りで、自分の両親も福井にやって来る。ドタバタしそうだ。

そういや、図書館戦争シリーズの最終巻である『図書館革命』が出ていた。福井の書店には入荷してるかなぁ。急ぎとは言わないまでも、なるべく早く買いたいなという本だと、bk1 で頼むより、地元の書店に入るのを待った方がいいかなと思うのだが(特に週末が重なる場合)、福井は入荷が遅いからな。帰りに本屋によってみるつもりだけど。

昨日の4年生のゼミの時に、卒論で日本のケータイのサービスの変遷を取り上げる予定の学生と携帯についてあれこれ話していたんだが、いまだに mova を使っているのに驚かれた。そうか、やっぱそうだよな。そろそろ機種変かな。ケータイといえば、気に入っていたもやしもんのストラップ(のフィギュア)が壊れて外れちゃった。ちょっと悲しい。ひめたろうのダイドーのやつ(これは自分がケータイを持つようになってからずっと使っている)とアップルのストラップについてたロゴのやつが、いまの自分のケータイにはぶら下がってる。あ、田中眼鏡のタグもだ。

07年11月09日 16時20分 着信

そういえば、ADC の会員向けの Leopard Installer Disc が届いていた。自分の手持ちのマシンでインストールできるのは、普段使っている PBG4 だけなので、さすがにすぐにインストールする気にはなれない。新機能で魅力的なのは QuickView ぐらいかな、というのもあるしね。しばらく寝かせておこう。

07年11月12日 11時59分 着信

この週末は自分の両親も福井に来て、娘達の七五三のお祝いであった。妻の両親にも来てもらって、皆で日曜日に藤島神社にお参りに行ったのだが、雨が降るあいにくの天気の中、なんとか無事に(神主が祝詞の中で娘の名前を間違いそうになったとか、あったけど)終えることが出来た。シーズンだけあって、お参りは混んでいた。その後、昼食会をして戻ってきた。娘達はひさしぶりの松山のおじいちゃん・おばあちゃんにはしゃぎ回って過ごした週末であった。

『図書館革命』は無事に金曜日に入手できた。速攻で読みふけり読了。堪能しました。

今日、研究室に来てサーバのアクセス記録をチャックしたら、今日の朝5時から6時の間に一時間で 4691 というヒット数を記録していた。一時間あたりのヒット数としては、おそらく最高じゃないかな。それでも落ちずに淡々と動いていたようでよかったよかった。金曜日のメンテナンスの際に、ファイル情報のキャッシュの値などの微調整を行ったのだが、今のところ良い方向にころがっているようだ。落ちさえしなければ、このまま MacOS 9.2 + WebSTAR + 自作ソフト群で何の問題もないんだけどねぇ。ハードディスクがいかれたら、CF カード+アダプタでフラッシュメモリー上に載せてしまう手も使えそうだし。

午後は肝臓の検診が入っている。この週末は両親が来たので久しぶりに焼酎をけっこう飲んだので、数値に出てそうな気がする。

07年11月13日 13時24分 着信

肝臓のほうは数値が悪化することもなく、またCTでみたところ特に異常はみられないようなので(肝臓はいいけど、内臓脂肪が少し多いという指摘を受けた)、しばらくこのまま養生するということになった。CT検査や自分の内臓のCT画像を見るのは初めてだったのだが、なかなか面白かった。

今朝の bk1 チェックでグリーンスパンの本の翻訳が出ていたので速攻で購入手続。以前にボブ・ウッドワードの『グリーンスパン』は読んだことがあるが、グリーンスパン自身の語るFRBっていうのに興味がある。

今日の3年生のゼミは「結婚と結婚式」がテーマの討論。さて、どう切り込んでみるかなぁ。

07年11月13日 16時25分 着信

ゼミでは結婚式には話が進められず、結婚についてあれこれ意見を聞いたりしながら、最後は結婚に理想をもつな、みたいな話をして終わった。自分のほうが熱くなって学生達は苦笑ってところ。次回は何か演習ネタをやる予定。

07年11月14日 16時09分 着信

組織論の講義ノートの公式組織論の部分をガシガシと加筆修正していたら一日が終わってしまった。でも、まだまだ不十分だなぁ。明日中には仕上げたいな。

bk1から本が届く:

グリーンスパンの本と司法制度に関する本。今月末には家庭裁判所委員会があるので、それもあって司法制度の本を買ったのだ。こういう分野の本を買うのは初めてだと思う(ルーマンの本を除くと)。なんせ大学の時には法律関係科目はからっきし勉強しなかった(法学部の憲法論の授業だけは面白かったが)からなぁ。ま、色々出会いが自分の間口を広げてくれるのは嬉しいことである。

07年11月15日 17時18分 着信

OS X 10.4.11 のアップデータがでていたので更新を行う。Safari が3に変わったのだが、自分が使う範囲ではそんなに違いは感じない。

今日ももっぱら明日の授業の準備として講義ノートの更新。どちらかというとルーマンの『公式組織』での議論の展開に沿ったものにしていくという感じ。予期の一般化としての公式化という議論を今年度はきちんとやっておくつもりである。その後は、システム分化と動機づけの問題へという感じで、経営学的な話へ入っていくことになる。明日の次の講義は来週の水曜日になる(授業時間の確保のための変則的な時間割のため)ので、あんまり準備の時間もないので、そちらも今日のうちに多少は仕込んでおいた。

『名もない顔もない司法』を読みはじめたのだが、アメリカと日本の裁判官や法廷の公開に関する状況の違いに、まずは改めて驚かされた。法と裁判制度というものにたいする自分の意識を点検し、反省するために良い本に出会ったという感触。

07年11月16日 14時59分 着信

今日は経営組織論の講義。公式組織論を2コマともに論じた。メンバー制というものの意義や、公式化がもたらす予期の一般化の話など。話しながら、まだ自分の中ではうまく整理できていないなぁと感じる箇所もあった。次回はシステム分化と動機づけ。システム分化については、このところ自分で色々と考えたりしてきたので、これまでよりもしっかり展開できそうな気がする。具体的な行為システムにおいては、組織というシステムの「中に」様々なレベルのシステムが分化して進行するようになるという話をもとに、行為におけるシステムの多重性・重層性を論じられたら、と思っている。もっとも、どこまですっきりと話せるかは自信がないんだけど。

bk1の新刊チェックで、会話分析のワードマップが出ていたので注文した。グリーンスパンの本も手が付いていない状態なんだが、この週末に読めるかな。もっとも、明日は推薦入試の業務が入っているので出勤なのだ。

講義が終わって研究室に戻ってからサーバのメンテナンス。特に問題もなくルーティンを淡々とこなして再起動。問題が起きるのも困ったものなんだが、ただルーティンを繰り返すだけっていうのもつまんないなぁ。なんか新しい仕掛けをやってみたくなってきた。

07年11月18日 12時25分 着信

昨日は推薦入試関連の業務で大学へ行っていた。入試シーズンの開幕である。

今日は朝から荒れた天気。夜には雪になるかも知れないという予想が出ている。やれやれ。明日はタイヤの交換が必要かな? もうそんな季節になったんだ。娘達を妻の母親に見てもらって、自分は部屋にこもっている。

『名もない顔もない司法』を読み終わる。日本の司法制度というものについて勉強になったのだが、全体を通じて自分の中に印象として一番強く残ったのは、人が人を裁くということに関する日本とアメリカの意識の違いである。司法を取り囲む状況にもその違いが出ているように思うのだ。なにはともあれ、予想以上に自分にとっては収穫の多かった本だった。グリーンスパンの『波乱の時代』を読みはじめたわけだが、最初の方で彼がスウィング・ジャズのバンドで演奏活動をしていたというのに驚く。スタン・ゲッツの名前がグリーンスパンの本に出てくるとはねぇ。今日は、これを読み進める予定。

07年11月19日 14時00分 着信

研究室に来てみたらまたサーバがフリーズしていた。やれやれ。やっぱファイル情報のキャッシュを増やすとフリーズの率が高まるようだなぁ。このところ、フリーズの率が下がってきて安心していたのに。

福井では昨日、初雪を観測したそうだ。今朝、大学に来る途中でも、高い山の上のほうは白くなっていた。そろそろタイヤの交換が必要かな。

bk1から本が到着:

会話分析の概説本と、コミュニケーションについての本。どちらも軽めの、さくっと読めそうな本ではある。ただ、今週は時間割が変則的なのと、ゼミ相談が入るため、すぐに読むという分けにはいかないのが残念。今日も午前中はゼミ相談のためのプレゼンの調整、明日のゼミの物語論演習のための資料確認で終わってしまった。午後は今週だけ水曜日になった組織論の授業準備。

07年11月20日 16時35分 着信

ゼミ相談の初日は8名ほど。準備した Keynote を使って話をしたのだが、実際に学生達を前に話してみると流れが悪いところなんかがあって、そのへんはちょっとずつ修正しながらこなした。やっぱ実際に話してみるというのはプレゼンの準備の鉄則だなと改めて思う。

ゼミでは、毎年とりあげているのだが、物語論の演習。登場人物の構造図を説明しておいてから、いくつかの人間関係の図を見て物語をひねり出してもらおうというものである。出席者が少なかったので研究室でゼミをしたのだが、やっぱ研究室でのゼミはいいよな。演習室も今日は暖房が入っていたけどね。

ゼミ相談とゼミをやったら、さすがにちょっと疲れたかな、というところ。風邪を引きそうかなという気配のようなものが咽とか鼻に漂っているので、きをつけないといけない。外はみぞれ混じりの雨。もしかしたら、明日の朝は出勤前にタイヤ交換かな。

ゼミ相談の待機中に、昨日届いた『会話分析・ディスコース分析』と『コミュニケーションと日常社会の心理』を読んでいた。会話分析の方はディスコース分析がむしろメインの内容になっていて、自分には勉強になった。とはいえ、ディスコース分析そのものよりも、その分析によって見えてくるような、言語行為と社会的システムの関連といった方が自分にとっては面白かったりはするのだが。『コミュニケーションと日常社会の心理』の方は、身近なエピソードを取り上げては、関連する分野を紹介するといった感じの軽い内容で、正直、自分にとっては期待外れの本だった。書店で手にしたら買わなかっただろうな。もちろん、軽い読み物としては悪くないとは思うけど、もう少し踏み込んで分析なり整理なりが行われていることを期待していたのだった。まぁ、本との出会いとはこんなもんだな。

07年11月21日 14時21分 着信

今日は金曜日の時間割に変更の日なので組織論の講義である。動機づけと権威というテーマで、権威の一般化、動機の一般化、それと貨幣経済の結びつきといった公式組織における「従うこと」の構造を論じた。最後に、かなり端折った形でいわゆる経営学のインセンティブの管理の問題に触れて終わりとした。午前中だけで話が済むかと思ったが、冒頭部分を、コミュニケーションにおける他者の判断の受容の問題から入ったので(権威受容説などの権威の問題を明確にするため)、思っていた以上に長くなった。でも、権威の一般化と公式化についてきちんと論じられた(権威受容は公式組織ではなぜ問題にならないか)のは、自分としてはよかったかなと思う。

時間割は金曜日であっても水曜日なので、この後、教授会である。

そういえば、福井の伝統食材に打豆という、大豆を潰した保存食があるのだが(→「越前打豆本舗」)、ゼミの学生が、この食材を作っている会社に関係することを昨日知った。それと、昨日のゼミ説明をしているときに、自分の言葉に福井弁が混じっているというか、自然に福井弁がぽろっと出てきたのに気がついた。そんなこんなで、自分が福井とどんどん繋がってきているなと感じたのだった。

07年11月22日 16時18分 着信

ゼミ相談の2日目。昼休みを中心にぽつぽつと学生がやってくる。次回は月曜日だが、月曜日は夕方まで可にしてあるので疲れそうだ。今のところ、例年並といった感じかな。

4年生のゼミの卒業アルバムのための写真撮影があった。外で撮影する予定だったのが、雨が降ったり止んだりの天気だったので、建物の中での撮影ということになった。撮影が終わってから研究室でみなで雑談していると、鍋をやろうという話になり、12月に研究室で鍋をすることになった。今の4年生のゼミは一度もコンパをすることもなく終わるかと思っていたら、最後になって、盛り上がってきたという感じである。

明日は休日なので、今日のうちにサーバのメンテナンスを行った。ファイル情報のキャッシュの大きさを、また微調整。

07年11月23日 19時37分 着信

朝から家族で買い物に出かけたのだが、産業会館でホンダのフェアをやっているということで、まずそこへ行った。自分が買おうかなと思っていた Fit の RS の試乗することができ、なかなか良い感じだったということもあって、オートテラス(ホンダの中古車店)で自分の担当だった人間に出会えたので、購入の意思を伝える。金額やオプションの選択(スピーカーは良いもの&ツイター付き、タイヤは16インチにして後輪はディスクブレーキ、というのが自分の最低限の希望で、かみさんの希望でナビを付ける。あとは今晩カタログを見ながら考える)などの細かいことは明日詰めることになった。カタログで見ていたときにはサファイア・ブルーがいいなぁと思っていたのだが、実物を見るとディープバイオレット・パールが奇麗で、家族もこっちがいいんではというので、それでいこうと思う。納車は今のフェリオの車検が切れるまでにということで、来年の3月ぐらいに設定することになった。何はともあれ、新車購入に向けて一歩踏み出してしまったのだった。その後、家族で買い物をしたり、ファミレスで昼食をして(家族でファミレスに行ったのは、実は初めて)、帰ってきたのだった。

先ほど、Nisus Writer Express の新しいバージョンが出ているのに気がついたのだが、今のバージョンからの Upgrade が 30$ もした。げぇ〜〜と思って Pro へのアップグレードの料金を確認したら 45$ だったので、え〜いっと Pro へのアップグレードの方を購入した。Express のこれまでのバージョンで不満があるわけではないが、まぁ、なんていうか、Nisus は Mac SE からのつき合いだし、それなりにいい感じのソフトになってきたし(Exress の最初のバージョンは、今にして思えば、笑っちゃあうレベルだった)、やっぱ Pro っていうのがそそるしね、ということである。Fit にするのに、やっぱ 1.5L iVTEC だよねって RS にしてしまうのと、全く同じことである。

同じようなことを2度もした一日なのであった。のだめの最新刊が今日の収穫。

07年11月24日 15時20分 着信

産業会館のホンダのフェアの会場に再び行って、担当者と購入価格の交渉(っていうか、確認)を行って、来年の車検切れの前の2月の終わりにに納車ということで購入することにした。昨夜、あれこれカタログで見ていたが、新しいオプションは追加せず。とりあえず、年明けが楽しみ。それまでは今のシビックをせいぜいかわいがってあげよう。

研究室に来て Autopoietic Organization Theory に Micro-Macro 問題を論じた論文があったよなぁということで引っ張り出してきて読んでいたのだが、recursivity だけでケリが付くような話になっていてがっくり。まぁ、作動一元論は recursivity が鍵なのは事実だけどさ。次回の組織論はシステム分化を論じる予定なのだが、その次に、Decision をやりたいと思うので(このところ、毎年挑戦しては、不完全燃焼に終わっているネタなのである)、『社会の経済』とかの関連するやつに目を通し直そうと思う。

天気はいいのだが、風邪気味で体調はいまひとつなのだ。

07年11月26日 09時58分 着信

昨日は家族でのんびりと過ごした休日だった。午前中に自分の車のタイヤをスノータイヤに交換した。外したノーマルタイヤをしまいながら、新しい Fit が2月末に来るってことは、このタイヤで走ることはないんだなぁと、ちょっと感傷に浸ったりして。タイヤ自体は3年目のものだが、アルミのホイールはシビックを買って一年もしないうちに買ったものなので、ノーマルはずっとこのホイールで走っていたようなものである。ご苦労さん、という感じ。タイヤを替えてすぐに自分だけちょっとした買い物に出かけたのだが、スタッドレスのふわふわした感じや、ハンドルに対する反応が少し甘くなってるところなど、ああ、こんなんだったなぁと思い出した。ブレーキの制動距離も変わるので気をつけなくっちゃ。

夕方、家族で買い物に出かけた際に、勝木書店の本店によって以下の新刊を購入。

『ホルモー六景』万城目学

『鴨川ホルモー』の続編ということだし、道具立ては奇妙でもコアはまっとうな青春ものを書く人のはずということで楽しめるだろうと予想して買ったわけだが、予想を裏切らないできで、昨夜の寝床と、今朝の早朝をつかって読み切った。楽しんだぁ〜っという感じかな。

今日はゼミ相談の最終日。この後、夕方までOKにしてあるので、パラパラと学生が来るだろうな。落ち着いて何かをすることにはなりそうもないので、研究室の整理でもしようと思う。

07年11月26日 16時34分 着信

ゼミ相談はなんとか終了。今年は53人が期間中に来た。さて、何名が申し込むかな? ことしはアミダクジの選考が必要になるかな?

bk1から本が到着:

生命システムの本とかワインバーグの文章読本とか、楽しめそうな本ばかりである。熊楠の本は資料の写真が多いのがうれしい。『したたかな生命』が、組織論にも言及があるようなので、とりあえずこれを読みはじめることにした。

ゼミ説明を朝からずっとやっていたので、さすがに疲れた。

07年11月27日 16時52分 着信

『したたかな生命』は、すらすらと読める本であった。生命システムのロバストネスについて論じた本ということになるかと思う。自分としては、デカップリング(バッファリング)という概念(というかターム)が得られたことが一番の収穫(そうか、こう言えばいいんだって感じ)。また、モジュール構造の話は、今週の組織論で予定しているシステム分化の話の中でとりあげようかなと思う。

ゼミでは課題をちょっとハードなものに設定したこともあって、出席者が少なかったので、研究室で。あれこれと話しているうちに、人生において最適の選択などないのでは?という話になる。以前にゼミで仕事と自分探しの議論をした際に、「毎日、午前中に穴を掘って、午後にはその穴を埋めさせるという作業をさせる」(という拷問があったらしい)という話をとりあげて、仕事の意味という点では無意味にしか思えない(だから拷問なんだけど)けど、もしかしたら、毎日その作業をしているうちに、自分の穴掘りの技術、スコップから伝わってくる土の感触への感度等が毎日の積み重ねの中で自分なりに上達していく面白さがあるんじゃないか、ということを言った。しょうもない、ささやかなことかもしれないが、そこから自分の仕事の面白さとやりがいを作って行くという道があるんじゃないかということ。この話が面白かったという学生がいて、あれこれ話しているうちに話が広がって、今の彼女/彼氏が最適な選択の結果か? 最適/最高かどうかが大切か? そうじゃないだろ? 色々な事情の絡み合いの中で、今、自分の恋人になっている、その人と、いまの自分がどう付き合っていくのか、どれだけ喜びを広げられるか、それを探す(作る)チカラが大切じゃないの、なんて話になってしまった。ま、そういう話になってしまうのがゼミの面白さだとは思う。で、ふと思い浮かんだのが、ロバストな生き方というフレーズだったりする。

07年11月27日 17時00分 着信

そういえば、昨日のゼミ相談の際に、(ゼミとは直接関係ないが)経営学のおすすめの本はあるかという質問をしてきた学生がいて、さすがにルーマンを挙げるのははばかられたので、無難に?バーナードの『経営者の役割』を挙げておいたのだが、どんなことを言ってるのかざっくりと知りたいようだったので、バーナードの引用をまとめたページを作っておいた(「読む」のページは分量が多すぎるようだったので)。以前に資料として作ったものの改訂版みたいなものである(「『経営者の役割』でバーナードが言ったこと」)。

07年11月28日 11時20分 着信

今日の午後は福井家庭裁判所委員会に出席である。午前中は、組織論の講義の準備。システム分化を取り上げるのだが、講義の展開方法を、役割分担の分析から入って、それを全体−部分の分割ではなくシステム分化であるとまとめたうえで、システム分化と公式化について論じるという流れにしようと思う。前回の動機づけの話を「他人の言うことに従うこと」の分析から入ったので、同じように、身近な具体例の抽象化から議論を始めるとよいかなと、考えてのことである。できれば、ルーマンのメディウム−フォルムの議論を盛り込みたいと考えているのだが、新しいネタに色気を出すと流れが悪くなるからなぁ。思案のしどころである。

『ワインバーグの文章読本』は、彼がこんなふうに書いているのか、という感じで面白く読んでいる。どこまで「役に立つ」本であるかは、ちょっと分からないけど、刺激を受ける本であることには違いないかな。

07年11月29日 10時02分 着信

昨日の福井家庭裁判所委員会では、成年後見制度についての説明や意見交換。いつものことながら勉強になる。裁判員制度導入のために改装された法廷を見学できたりして、自分としては有意義な会議であった。委員の任期は来年の3月末までだが、委員会は半年に一度なので、これで実質的な委員としての役目は終わり。基礎ゼミあたりで裁判所の見学に行くというのも悪くないかなぁ。

今日は4年生のゼミの日で、4年のゼミでは時事問題をとりあげて紹介することにしているのだが、今日はベルギーの政治混乱を取り上げることにした。政権が半年近く成立していないという状況は、さすがにすごいよなぁと思う。

07年11月30日 16時04分 着信

組織論の授業はシステム分化。役割分担の話から始めたら、最初の方に言うべきことを詰め込んでしまい、少しバランスに欠けた展開になってしまった。なぜ「システム」分化なのか、という点について、あまりうまく展開できなかったように思う。基本的な論点はなんとか論じられたとは思うが。最後に職能別組織とか事業部制といった組織構造の話をしてくくった。さて、来週はどうなるかね?

授業後に研究室に戻ってサーバーのメンテナンスの際に、コンテンツ管理のためのデータベースの活用についてすこし思うところがあったので、CGI のために書いたスクリプトなどを確認していた。PPC 版の Valentina は安定しているので、もっとこいつを活用してもいいんじゃないかと思ったのである。ただ、下手なことするとバグ取りに追われることにもなりかねないので、もうしばらく考えることにした。

来年度の基礎ゼミのシラバスを作成することになったので、今年度同様の基礎知識強化演習でいうことにして、今年度のシラバスをすこし手直ししたものを提出しておいた。テキストというか問題集みたいなものを作っておくといいんだろうなと思うが、たぶん無理だろうな。

そんなこんなで11月は終わろうとしているのだった。