WebSTAR Chronicle

第2稿(03/04/2001)

田中求之 (mact@antares.ecn.fpu.ac.jp)


はじめに

MacOS の Web サーバの定番である WebSTAR というソフトがあります。このサイトも WebSTAR 3.0.2 を使って運用しています。この WebSTAR は、Chuck Shotton 氏が作成した MacHTTP というソフトウェアに源を持つソフトウェアです。まだ一般の人が Web サイトを構築するなどいったことが夢物語でしかなかった時、MacHTTP がリリースされ、その後のインターネットの普及(ネットワーク・インフラの整備)に歩調を合わせるように進化を遂げてきました。

私のこのサイトは MacHTTP に出会ったことで始まりました。その意味で、MacHTTP そして WebSTAR の変遷は、このサイトの変遷と重なっています。

MacOS X が正式にリリースされる日付が発表され、Mac を取り巻く状況に大きな変化が訪れようとしています。WebSTAR の MacOS X 対応版の情報も流れるようになってきました。MacOS で Web サーバを構築するということの意味が変わろうとしています。

こうした状況で、改めて MacHTTP から WebSTAR の変遷を確認しておくのも面白いのではないか。そう思って、手元に残っていた MacHTTP と WebSTAR の各バージョンをかき集め、時系列にそって整理してみたのが、このページです。私の手元に残っていたバージョンと記憶をもとに構成しているため、正確さには欠ける部分があります。しかし、Mac でインターネットのサーバを運用することが「熱かった」頃の動きや、状況の変化を、振り返ることができるものになっているように思います(体験した人間にしか通じない想いなのかもしれませんが)。

私自身の、一つのソフトウェアとの幸福な出会いと、それに端を発するワクワクさせられていた日々の記録です。

ここに取り上げたのは、私が最初に手にした MacHTTP 1.3 から WebSTAR 3.0.2 までの経過です。4.x については、フォローしていません。それは、4.x が LC475 (68K) では動かないバージョンになってしまったこともあるのですが、Chuck 氏の手によるバージョンが 3.x までと考えられることにあります。 …一つのシェアウェアが大きな流れを作り、やがて作者自身の手を離れていってしまう… その記録しても読むことができます。

なお、各バージョンに付してある日付は、手元にあるものの Read Me やインストーラーの最終更新日になっているものが多くなっています。このため、いわゆる正式なリリースの日付とは異なるものであることに注意してください。だいたいの目安といったところです。

******
第1稿を公開した直後、MacHTTP が劇的な復活を遂げました。作者の Chuck Shotton 氏自らの手によって、再び開発が行われることになり、サイトも立ち上がり、メーリングリストも動き始めています。今後の動きが要チェックです。


MacHTTP 1.3 (04/28/1994)

[MacHTTP_1.3_Folder.gif]

出会い

[MacHTTP_1.3_Window.gif]

私が最初に出会ったバージョンがこれでした。このソフトに出会ったことで、私の LC475 は Web サーバとして動き始めたのでした。リリースは5月になっていますが、私が手にしたのは10月ごろのことだったと思います。これを Web サーバとは知らずに、単に Web に関係するモザイク(当時はまだ Netscape は出ていません)のユーティリティかなんかと思ってダウンロードして、Read Me を読んで、初めて Web サーバと知ったのです。

そして、このバージョンを使って mtlab.ecn.fpu.ac.jp の Web サイトの運用を開始したのが、1994年の11月ごろのことでした(正式な運用開始の日付を覚えていない)。最初は、普段の研究で使っているバックグランドで MacHTTP を動かして運用していました(運用開始当時、LC475 は、私の研究室の主力マシンだったのです)。

READ ME FIRST!!!より

READ ME FIRST!!! を改めて読み直すと、このバージョンからシェアウェアに移行したことがわかります。また、このバージョンをリリースした時点では、Chuck 氏はテキサス大学ヒューストン校での勤務の傍ら、余暇を使って開発していたことがわかります。

As of version 1.3, MacHTTP is no longer completely "free." The increasing amount of time I am spending outside my "day job" developing and supporting MacHTTP coupled with the cost of licensing AppleScript for inclusion with MacHTTP means that some costs need to be recovered. The "Licensing Info" and "Ordering Info" documents detail the costs for various types of users.

...

Finally, a point of clarification. The MacHTTP development effort occurs outside my normal job as a University of Texas-Houston employee. While UT Houston provide the facilities for the machttp_talk mailing list and MacHTTP Home Page, they don't provide development resources or time for working on MacHTTP code. So, those of you who may be concerned by the "disappearance" of any UT references from documentation about MacHTTP needn't worry (it just makes the lawyers happy that way). MacHTTP will continue to have my undivided attention as a product and receive timely support and updates as in the past, since nothing has really changed other than a dialog box or two.

また、すべての Mac が Web サイトになって情報発信を行うことができるようにするのが目的であるという、彼の開発の理念が述べられています。

My goal in developing MacHTTP is to make publishing on the World Wide Web possible by every Mac user on the Internet. Therefore, this archive contains complete, fully functional MacHTTP software and is being distributed via public networks such as the Internet in order to make it as widely available as possible. I am trusting those individuals who are deriving a benefit from running MacHTTP to properly license the software.

MacHTTP-Talk というユーザーのメーリングリストで、この理念は、色々な形をとりながら、何度となく Chuck 氏によって語られることになります。

MacHTTP 1.3 & CGI

このバージョンの時点では CGI は実装されていません。ただし、AppleScript を実行することができるようになっていました。テキスト形式で保存されたスクリプトを置いておき、それにアクセスすると、スクリプトが実行されて、その結果がページの中身として返されるようになっていたのです。path_args と search_args にあたるものが、グローバル変数としてスクリプトに渡されるようになっており、それを利用して、ページ検索のような機能を組み込むことが可能になっていました(この時点では POST メソッドには対応していなかったのです)。

ドキュメントから AppleScript に関する記述の部分を拾っておきます。

If you have AppleScript installed on your Mac, MacHTTP can execute AppleScripts and return the results as a document to clients. MacHTTP supports scripts that are stored as text-only documents. It also supports launching scripts saved as applications as well as other applications that understand MacHTTP AppleEvents (like HyperCard.) To execute text-only AppleScripts, place a version of a script in a location where MacHTTP can find it. Make sure that the MacHTTP.config file contains an entry for SCRIPT files and that your script is named with the appropriate suffix.

Any WWW client accessing a SCRIPT document will cause MacHTTP to load the source for the script from the file specified in the URL. Two predefined AppleScript variables are created and prepended to the AppleScript source. MacHTTP will then pass the source code to AppleScript for compilation and execution. The result returned from AppleScript is then passed back to the client by MacHTTP.

AppleScript を使って動的にページを作ることができるということを知ったときに、私自身は、はじめて AppleScript を色々と活用できそうだと感じました。AppleScript はこの時点ですでに存在していたのですが、対応アプリケーションも少なく、あまり「役に立つ」ものではなかったのです。

基本的には、自分の Mac 上に作っておいた HTML のファイルを Web として公開・発信することができるという、Web の基本的な機能が実装されたソフトだったわけです。

MacHTTP 1.3 以前

1.3 のドキュメントに記録されている開発の経緯を拾っておきます。

1.0d1 -- 最初のリリース。テキストのページを1度に1コネクションのみ処理
1.0d2 -- バイナリのサポート。2コネクションを処理できるように拡張
1.0d3 -- アクセス記録の改良
1.0d4 -- 同時5コネクションの処理が可能に。TCP 関連の改良など
1.0d5 -- デフォルトページとエラーページの実装など
1.0d6 -- 拡張子マッピングのサポート
1.0d7 -- AppleScript のスクリプトファイル実行機能の実装
1.0d8 -- テキスト処理のバグ修正
1.0d9 -- エイリアスのサポート、ログ機能の実装など
1.0   -- (リリースされず)
1.1   -- Form による検索機能のサポート、ログ関連の機能改良など
1.2   -- ポート番号の変更が可能、タイムアウト、ログのフォーマット変更、DoMenu イベントの実装など
1.2.1 -- 起動時の問題を修正
1.2.2 -- (01/10/1994) 拡張子マッピングの数の増加など
1.2.3 -- (01/19/1994) 複数のコネクションの同時 Listen のサポート
1.2.4 -- (03/15/1994) MIME サポート、バグ修正など
1.3   -- (04/28/1994) AppleScript 実装の強化、同時処理機能の向上、設定項目の追加など

MacHTTP 1.3.1b

CGI 実装開始

1.3 の公開後、CGI を AppleEvent で実装したベータ版の公開テストが始まります。それまでの、テキスト形式で保存されたスクリプトを読み込んで実行する機能に加えて、AppleEvent を使ってアプリケーションを呼びだせるようにするという機能の追加が行われました。

当初は 1.3.1 というマイナーチェンジのバージョンとしてリリースする予定だったようですが、最終的には、CGI 実装以外にもアクセス制限などの機能も追加され、2.0 というバージョンとして登場することになります。


MacHTTP 2.0 (12/18/1994)

Web サーバの基本形の完成


[MacHTTP_2.0_window.gif]

2.0の変更点として、以下のようなものがあげられます。

このバージョンをもって、Web サーバとしての基本的な仕様の実装は完了したと言ってもよいと思います。

[MacHTTP_2.0_Servers.gif]

コミュニティの展開

ユーザーが増えるにつれて、machttp_talk メーリングリストも活発になり、このメーリングリストを中心としてソフトウェアの改良が行われていくという、ある種のコミュニティが成立し活発になったのも、この 2.0 のリリース前後のことだと言えます。以下の READ ME FIRST!!! の中の Chuck 氏の言葉からも、そのことが伺えます。

A note from the author:
=====================
MacHTTP 2.0 represents a new level of capability for Mac users on the World Wide Web. Extensive new features and functions make this version a huge improvement over the previous versions of MacHTTP. A lot of effort from many people has gone into the creation of MacHTTP 2.0. The users of MacHTTP and the great folks on the machttp_talk mailing list have had a big influence on this version, and my thanks go out to all of them.

If this is your first encounter with MacHTTP, I think you're in for a pleasant surprise. Not only is the software really cool, the people using it and creating the "MacHTTP Community" are some of the best and brightest on the Internet.Welcome to the crowd!

また、このバージョンから、Chuck 氏の会社である BIAP Systems, Inc. の製品という位置づけがはっきりとしてきます。同じく READ ME FIRST!!! の中から:

My goal in developing MacHTTP is to make publishing on the World Wide Web possible by every Mac user on the Internet. Therefore, this archive contains complete, fully functional MacHTTP software and is being distributed via public networks such as the Internet in order to make it as widely available as possible. I am trusting those individuals who are deriving a benefit from running MacHTTP to properly license the software. MacHTTP is BIAP Systems, Inc.'s, big product, and "starving programmers" are depending on your support.

とはいえ、ドキュメントに上記のような作者からのメッセージが書かれるなど、Chuck 氏の個人的な作品であることには違いなく、彼を中心として MacHTTP コミュニティが形成され活発な議論が行われていました。

MacHTTP 2.0 & CGI

CGI が実装されたのが 2.0 の大きな変更点の一つなのですが、このバージョンの時点では、スクリプトを直接実行するという機能の残されたままになっています。そして、CGI に対して渡される情報(AppleEvent のパラメータとして渡される)が、スクリプトに対してもグローバル変数でアクセス可能なようになっていました。

この時点で CGI へ渡されるようになっていた情報は、以下のものがあります。

ご覧になれば分るように、CGI としての基本的な情報はすべて実装されています。また、このバージョンには CGI のスクリプトなども含められています。


MacHTTP 2.0.1 (01/20/1995)

バグ修正とバックグランド専用版

いくつかのバグ修正を施した MacHTTP 2.0.1 が 1995 年にリリースされました。また、バックグランド専用版である MacHTTP 2.0.1bg もリリースされました。

[MacHTTP_2.0.1BG.gif]

MacHTTP 2.0.2tm (02/07/1995)

Thread Manager 対応、そして WebSTAR へ

2.0.1のリリース後、Thread Manager 対応版のベータテストが開始されます。当初は 2.0.2 というバージョンとしてリリースする予定だったようですが、やがて 2.0.3 になり、3.0 になり、そして、WebSTAR という製品版へと発展していくことになります。

この時期、StarNine から製品版としてリリースするという交渉が開始されていたはずです。

MacHTTP にとって、一つの転機だったと言っても良いでしょう。

手元に残っていた 2.0.2b の read me には次のように書かれています。まだこの時点では WebSTAR という製品になることは確定していなかったようです。

MacHTTP 2.0.2tm Release Notes
-----------------------------
This version of MacHTTP implements basic Thread Manager support. To take advantage of its functions, you should make sure you have the Thread Manager installed. If you have System 7.5, you've already got it. If not, you can find the Thread Manager at most Apple FTP sites.

Other than the Thread Manager support, this version *should* behave just like 2.0.1.

この後の展開ですが、手元に残っているバージョンや、そのドキュメントで確認した限りでは、以下のような道筋をたどっています。

MacHTTP 2.0.2tm (02/07/1995)
        2.0.3tm (03/12/1995)
        3.0b
        3.0b2
        3.0b3
        3.0b4 (04/02/1995)
WebSTAR 1.0b5 (04/08/1995) --- この時点で StarNine からリリースされることが確定
        1.0b6
        1.0b7
        1.0b8
        1.0fc1-10
        1.0gm1 (04/30/1995)
        1.0gm4 (05/02/1995)

以上のような経過を経て、MacHTTP の改良版は、1995年5月、WebSTAR という商品として登場することになったのでした。

MacHTTP を StarNine Technologies が取得し WebSTAR として販売することになった時点で、Chuck 氏は同社の技術部門のシニア・バイスプレジデント(最高責任者と考えてよいでしょう)に就きます。

このへんの Chuck 氏の経緯については、BIAP の以下のページをお読みください。

BIAP Systems (CEO)

なお、この時期、私に対してオーム社より Mac によるインターネットサーバ構築の本を書かないかという打診がありました。これが、後に、『Macintosh インターネットサーバー構築術』の執筆へとつながっていくことになるのでした(自分のサイトを立ち上げてすぐに、そのノウハウをまとめた文書を NIFTY などで公開しました。それが、「あなたの Mac で Web サーバーを!」です。その文書を見て、そして実際にサイトにアクセスして、オーム社の編集の方が接触してきたのでした)。


WEBSTAR 1.1 (05/23/1995)

WebSTAR 登場

[WebSTAR_1.0_Installer.gif]

1.0 のパッケージは私の手元には残っていませんでした。1.0 のリリース後、すぐに 1.1 というバージョンがリリースされました。1.0 のバグの修正を行ったものです。また、この時点では、StarNine からオンラインで購入することしかできないようになっていました。パッケージの販売はまだ開始されていなかったのです。

[WebSTAR_1.1_Window.gif]

新機能

MacHTTP に比べて、多くの点が改良されたものとなっていました。主な改良点を列記しておきます。

[WebSTAR_1.1_Folder.gif]

SSL 版の登場

WebSTAR には Secure Socket Layer protocol (SSL) に対応したバージョンも作られることになりました。WebSTAR 1.0 のドキュメントの中には1995年7月31日までに WebSTAR を購入した者は 20% の割引で Security Toolkit and Commerce Toolkit for WebSTAR を購入できるという、割引販売のお知らせが入っています。


MacHTTP 2.2 (05/02/1995)

シェアウェア版として存続することに

WebSTAR のリリース後、MacHTTP の新しいバージョンである 2.2 がリリースされます。WebSTAR の発売によって、MacHTTP がどうなるか注目されていたのですが、シェアウェア版として存続することになりました。ただし、セキュリティ上の問題などを除いては、新たな機能の追加などは行われないことになりました。

2.2 に付属のドキュメントを読むと、当初は WebSTAR SW (ShareWare の略だったと思います)という名前に変更される予定だったことがわかります。

A note from the author:
=====================
MacHTTP 2.0 is available for the next month or so as a StarNine product, until WebSTAR "SW" is released. You may be familiar with the commercial StarNine product, WebSTAR, which is the successor to MacHTTP. WebSTAR "SW" is a shareware version of WebSTAR that will be made available via the Internet for a low, fixed cost to all users. It will be suitable for personal home pages and small departmental servers.

結局、WebSTAR SW がリリースされることはなく、MacHTTP のままで残ることになったのでした。


WebSTAR 1.2 (08/14/1995)

日本語版への布石

[WebSTAR_1.2_Updater.gif]

8月になって 1.2 というバージョンがリリースされます。このバージョンは、バグの修正や改良はもちろんのこと、メッセージなどがローカライズしやすいように作り直されました。このバージョンを元にして日本語版が作成され、SRA から発売されることになったわけです。

改良点としては以下のものがあります。ちょうど System 7.5 という PowerPC のシステムの登場、それにともない、MacTCP から OpenTransport へのネットワーク機能の変更などが行われていましたので、サーバの側も、そうしたシステムのドタバタに対応したものになっています。OpenTransport が出たときには、最初は、本当にバギ−だったもんなぁ。私の中では System 7.5 時代っていうのは、一番、システムのクラッシュに泣かされた時期という記憶があります。

「URL 中の $ のエンコード処理」というのがありますが、これは、この当時、問題になっていた CERN の Proxy サーバが、Path args の区切りに使う $ を誤って処理してしまうという問題に対処するためのものです。CGI の処理などで path_args の重要性が増す一方、Proxy サーバを導入するところも増えていたため、この Proxy 問題は、かなり大きな問題になっていたのです。WebSTAR には「ユーザー定義アクション」という対応策も組み込まれているのですが、このバージョンから、URL 中のエンコードされた $ も path args の区切りの文字として処理するようになりました(これにより、ファイル名やフォルダ名に $ を使ってはならないという制限が加わった)。

なお、これが発表されたころ、私は Cyber Barbarians の仲間達と『Macintosh インターネットサーバー構築術』の執筆を行っていました。7月にオーム社の編集会議でゴーサインが出て、9月に第1稿完成というかなりハードなスケジュール設定を行って(1995年内に出すことを優先課題としたため)、一心不乱に原稿を書いてました。

Chuck 氏自身も WebSTAR の解説書をこの時期に書いていたらしく、1996年になって、Jon Wiederspan 氏との共著の形で "Planning and Managing Web Sites on The Macintosh -The Complete Guide to WebSTAR and MacHTTP" という書籍が Addison-Wesley から出版されました。CD-ROM に WebSTAR 1.2.2 が入っていることから、この時期(1995年)に制作したものだと思われます(手元にある初版では1996年に出版されたということしか確認できない)。


WebSTAR 1.2.4 (12/12/1995)

[WebSTAR_1.2.4_Upadter.gif]

Netscape 時代

1995年の年末に、1.2 の改良版である 1.2.4 がリリースされます。巷では Netscape がブラウザの代名詞として定着するほど爆発的に普及していた時期です(インターネットの代名詞とすらいってもよい状況でした)。ですので、Netscape 対応の改良なども含まれています。

1.2 からの変更点のおもなものは以下の通り:

なお、1995年10月には Quarterdeck Corporation が StarNine を買収し、Quarterdeck の一部門として StarNine が WebSTAR や ListSTAR の開発・販売を行うという体制に変化しています。

ついでに、1995年11月30日付けで『Macintosh インターネットサーバー構築術』(Cyber Barbarians 編、オーム社)が出版されました。


WebSTAR 1.2.5 (04/09/1996)

さらなる機能強化

年があけて1996年の春、新たなバージョンである 1.2.5 がリリースされます。Netscape 対応や Open Transport へのいっそうの対応などが改良点となっています。

主な変更点は以下の通り

なお、1996年1月より、私は「Web Scripter's Meeting」の運用を開始しました。


WebSTAR 1.3b1 (The WebSTAR API SDK DR1) (4/24/96)

Plugin 実装へ!

[W*API_1.0d.gif]

1.2.5のリリース後、すぐに 1.3 のベータテストが開始されます。このバージョンの最大の特徴は Plugin 機能を実装したことです。AppleEvent による CGI 実装の問題点が色々と浮上してくる中で、その打開策として、Plugin による機能拡張を可能にするという方法がとられたわけです。

Plugin の規格は 1.3b と共にWebSTAR API という形で公開されました。以下に DR1 の Read Me First! からの引用を載せておきます。

About The WebSTAR API SDK

Welcome to the DR/1 release of the Software Developer's Kit for WebSTAR. WebSTAR API (W*API) is designed to enable developers to write high performance, feature rich extensions to WebSTAR for the Mac. The WebSTAR API SDK folder contains everything you need to begin writing Web server extensions (aka plug-ins) including WebSTAR 1.3b1, libraries, documentation and sample plug-ins. It also includes a CodeWarrior 8 project for building the demo-plugins and other samples. In addition to reading the documentation, be sure to read the comments contained in the WSAPI.h file as well as the demo-plugin.c and chat-plugin.c source files.

WebSTAR v1.3b1 is the first publicly released version of WebSTAR which supports W*API and is included so you can test the sample plug-ins as well as your own. WebSTAR 1.3 will be available by the end of the second quarter and will be a free update for tens of thousands of registered WebSTAR users and owners of the Apple Internet Server Solution. A scaled back version of 1.3 will be released soon after the full version as a personal Web server for individual users This version will be distributed on the Internet as very low-cost shareware and will fully support W*API, thus increasing demand for Web server plug-ins.


MacHTTP 2.2.2 (07/12/1996)

MacHTTP の最終バージョン

1996年7月、MacHTTP の最後のバージョンアップが行われ 2.2.2 がリリースされます。セキュリティに関する問題を修正したバージョンです。これ以降、現在に至るまで、MacHTTP のバージョンアップは行われていませんし、現在の WebSTAR の発売元の 4D のダウンロードのページには MacHTTP は載っていませんので、この 2.2.2 が MacHTTP の最終バージョンであるといってよいでしょう。


WebSTAR 1.3.1 (07/12/1996)

Plugin時代の到来

[WebSTAR_1.3.1_Updater.gif]

1996年7月、Plugin 対応版である 1.3.1 がリリースされました(1.3 のアップデータは手元に残っていなかったので、1.3 のリリース時期を確認することはできませんでした)。

このバージョンの改良点として、以下のものが挙げられています。

フォルダーをごらんになれば分かるように、このバージョンには Plugin そのものは一切含まれていません。すでに公開されていた API を元にサードパーティが作成した Plugin を動かせるというものにとどまっていたわけです。

また、このバージョンのリリース後に、時間制限で動かせる WebSTAR 1.3.1 TL を含んだ WebSTAR API SDK 1.0 がリリースされます。

こうして WebSTAR は Plugin 時代へと突入していくのです


MIDAS (08/07/1996)

連帯と標準化

WebSTAR のバージョンではないのですが、この年の夏の Boston Expo において、Mac のインターネット関連開発者の連合体の結成がアナウンスされます。Mac のインターネットソフトウェアの規格の統一や標準化を図っていくことを目的としたものでした。以下にプレスリリースの一部を掲載します。

Formation of Macintosh Internet Developers Association (MIDAS) Announced at MacWorld

Group to Act as Clearinghouse for Macintosh Internet Client, Content and Server Standards

Boston, MA August 7, 1996 --MacWorld-- A consortium of Internet software developers for the Macintosh, representing the entire spectrum of commercial,independent, and educational developers, announced the formation of the Macintosh Internet Developers' Association (MIDAS) at MacWorld Boston. Among the members of MIDAS are Akimbo Systems, Aladdin Systems, Apple Computer,Inc., BareBones Software, Inc., BlueWorld Communications, Inc., ClearWay Technologies, Cornell University, InterCon Systems, Maxum Development,Microsoft Corporation, Netscape Communications Corporation, Purity Software, ResNova Software, Stairways Software, the StarNine division of Quarterdeck Corporation, and Userland Software.

THE CHARTER
The charter of MIDAS calls for a forum in which Macintosh developers devise and refine standards and techniques for Mac-based Internet software, publish Mac-related standards proposals and documents, and coordinate activities with other standards groups such as IETF and W3C. MIDAS will also work to sustain and grow a robust market for Macintosh Internet software.

FIRST ORDERS OF BUSINESS
Among the first orders of business MIDAS expects to take up are discussions about web server standards, including the CGI standard, WebSTAR API, and server-side Java and developing standards for tighter integration between different types of Internet tools, including content creation tools, scripting environments, and browsers, such as BBEdit, Cyberdog, Frontier, Globetrotter,HomePage, Internet Explorer, NetCloak, NetForms, Navigator, and PageMill. In addition, MIDAS will examine proposals for providing system-level integration of basic Internet client services such as HTTP, FTP, and Mail. The current"GetURL" Apple event, FTP, and the Embedded HTML for Macintosh pictures standards will also be reviewed.

なお、上記のプレスリリースの中には、メンバーからのコメントが掲載されているのですが、以下のような人たちが名を連ねていました。


Personal WebSTAR b (08/24/1996)

Web 共有への布石か?

[Personal_WebSTAR.gif]

MIDAS 結成の発表があった Boston Expo では、もう一つ、面白い(?)ものがリリースされました。それが Personal WebSTAR です。

プレスリリースの一部を以下に掲載します

QUARTERDECK ANNOUNCES BETA VERSION OF PERSONAL WEBSTAR,
AVAILABLE FREE ON INTERNET

Makes Sharing Files On The Web Easier Than Ever

BOSTON, August 7 -- Quarterdeck Corporation (Nasdaq: QDEK) announced today at Macworld the availability of the beta version of Personal WebSTAR. This announcement is part of an aggressive Web server strategy focused on making personal Web servers for the desktop widely available to all Macintosh users. The beta software can be downloaded at no cost through the company's Web site at <http://www.starnine.com/>.

Personal WebSTAR is intended to replace MacHTTP as the shareware offering in Quarterdeck's Web server product line for the Macintosh. When the software ships, a shareware license fee of $49 applies after 30 days of use. Support for the WebSTAR Server API (W*API) will be included in the product so users can extend the functionality of the server by adding plug-ins from Quarterdeck and other developers.

...

Personal WebSTAR differs in several key respects from the full version of WebSTAR. Advanced server administration options such as log management and CGI configuration will be scaled back to minimize the memory footprint of the server. Security will be supported via the standard Users & Groups interface in System 7 and the server will support approximately two simultaneous users. The new version will have a drag-and-drop user interface designed to make publishing files on the Web and adding plug-ins a simple operation for novice users. The WebSTAR API, which enables server-side plug-ins, will be fully supported.

上記のプレスリリースを読めば分かるように、Plugin 対応の MacHTTP (MacHTTP の後継版)として位置づけられたものでした。

実際にベータテストが開始されたのは8月の終わりです。サーバの設定ダイアログが以下のようなビジュアルで簡単なものになるなど、初心者が簡単に使えるサーバを目指していました。また、システムのファイル共有によるセキュリティ(アクセス管理)を行うものになっていました。なお、Plugin はサポートされていたのですが、CGI はサポートされないという偏ったものになっていました。

この時期、同じようなコンセプトのサーバが他にも登場しています。一つは Web For One (ResNova) で、これは後に ResNova の開発者ごと Microsoft に買収されて Microsoft Personal Web server としてリリースされます。また、Apple がシステムに Web サーバ機能を取り込むことを表明し、水面下では各社にコード買い取りの打診を行っていたようです。この Personal WebSTAR も、Apple のシステムにバンドルされることを狙って作られたものという意味も、おそらくあると思います。結局、Apple は Maxum から買い取ったコードを元に Web Sharing (Web 共有)をリリースすることになり、Personal WebSTAR は採用されませんでした。Personal WebSTAR は、結局、1997年3月に開発が中止されます。

なお、Web Sharing は1996年12月に pre-beta が公開、1997年4月に 1.0 がリリースされ(当初は単独販売のソフト)、その後 MacOS 8.0 以降のシステムにバンドルされるようになりました。


MOS

Plugin 規格を巡る混乱

1996年の後半は、Mac のサーバが熱かった時期でした。上記の Personal WebSTAR の中でも触れたように、他社からの製品のリリース(アナウンス)が活発に行われていた時期にあたります。

当時の注目株は、後に Quid Pro Quo としてデビューすることになる WebCenter、高機能版の Boulevard と簡易版の Web For One をそろえてきた ResNova などがあります。

もちろん、WebSTAR が強力な存在感を示していたことには間違いないのですが、各社が、WebSTAR に対抗するものを出そうとしてきた時期でした。

そのような時期ですから、WebSTAR が Plugin アーキテクチャを実装するということになると、当然のことながら、他社も同じように実装しようとします。ところが、この Plugin のサーバ側の実装の仕様の公開を巡って、混乱が生じます。StarNine の方針に反発した ResNova が MOS という新しい Plugin の規格を提唱し、それを自社のサーバに実装してきます。また、WebSTAR 並の高機能でありながらフリーウェアであるということで注目を集めていた WebCenter も MOS 規格の Plugin の実装を行います。当時の状況を私なりにまとめたもの(宮崎医科大の ML に投稿した記事を Web Scripter's Meeting に書き込んだもの)を以下に再掲載しておきます。

田中求之 さんからのコメント
( Sunday, October 06, 1996 00:16:29 )

Web サーバーのプラグインの状況について、あるML(宮崎医科大の牧原さんが運営
しているML)に、整理したものをポストしました。せっかくなので、ここにも
転載しておきます (^_^;;

====

本題に入ります。以下の部分の記述の中には、MLなどでの伝聞に基づく部分が
あることに注意してください(ほぼ確実だと思われることだけを書きましたが)。
また、事実をご存知の方は、修正をお願いします。

まず、WebSTAR 1.3 が7月にリリースされたとき、新たに Plugin が導入され
ました。この WebSTAR Plugin の規格が W*API です。WebSTAR 1.3 のリリース
と同時にプログラマ向けに WebSTAR API SDK が公開されました。これは Starnine
のサイトから入手できます。この中に Plugin の規格や、プログラミングの際に
必要なる資料やヘッダが含まれています。

CGI のオーバーヘッドを避け、処理速度を上げるためには、Plugin への移行が
カギになるのは確かです。で、当初は、CGI 同様に、W*API が MacOS における
Web サーバーの Plugin の標準規格になると思われていました。

問題は、この WebSTAR 1.3 のリリースの時点で公開された W*API は、Plugin を
作成するための、Plugin 側の規格に関してだけであり、サーバー側で Plugin を
サポートするための規格に関しては、一切明らかにされなかったということに
あります。サーバー側の規格も公開することは、この時点で Chuck 氏なども
述べていましたが、Quarterdeck からは公式発表などはなかったわけです。

このため、同時期に登場した、Resnova の Boulevard や WebCenter といった
新しい Web サーバーは、Plugin 用の W*API と、WebSTAR の解析によって
独自に WebSTAR Plugin をサポートした形でリリースされました。

これに対し、WebSTAR の解析(リバースエンジニアリング)による Plugin の
実装は、著作権の侵害にあたるとして Quarterdeck から Boulevard や WebCenter
に対して警告が発せられ、その結果、Boulevard, WebCenter はすぐに Plugin の
サポートが、いったん削除されてしまいました。

しかし、その後、Quarterdeck からは、いっこうに W*API のサーバー側の実装
に関する規格は発表されませんでした。また、有料のライセンス制を取るらしい
との情報も一部では流れるなどして、W*API の Plugin の位置づけに関して、
色々な意見が飛び交う状況になったわけです。

そうした中で、MacOS の Web 関連デベロッパが集まって MIDAS という、規格
統一のためのワーキンググループ( Chuck 氏や Peter Lewis 氏など、皆さんが
よくご存知のプログラマの面々が顔をそろえています)の活動もはじまりました。

それでも、Quarterdeck は何のリリースも行わなかったため、ついに ResNova
Systems より、MOS という Plugin の規格が、MacOS Web Server の標準規格と
して提案されました。An Open Standard for the MacOS platform をうたい、
すぐに Developer Kit なども公開されました。

これを受けて、ResNova の Boulevard は、現在 MOS の Plugin をサポートする
形でベータテストが続いています(最新版は 1.0b21)。また、一足先に発売に
なった同社のパーソナル・サーバーである Web For One も、現在テストが行わ
れている 1.1b では MOS の Plugin がサポートされています。

さらに、フリーウェアの WebCenter も MOS の Plugin を実装し、現在公開
されているベータ版(最新版は 1.0b3 )にいくつかの Plugin が同封され
ています。

このほかにも、TeleFinder (Spider Island) も、Web の Plugin として MOS
を採用することを表明しています。

こうした中、ようやく Quarterdeck / StarNine より、W*API のサーバー側の
規格についても、何らかの動きがあったようですが、詳しいことはまだつかんで
いません。

WebSTAR の作者である Chuck 氏は、W*API について、MIDAS のもとで、
"non-exclusive, no-cost, essentially no strings attached license" で
配布するつもりだと明言していますので、今後、MIDAS で Plugin の規格の
調整が行われるのだと思いますが、しばらくは MOS と W*API という2つの
規格の Plugin が混在する形になるのかもしれません。

結局、W*API が MacOS の Web サーバの標準規格として残ることになるのですが、上記の記事を書いた時点では、先行きがどうなるのか分からないような状況でした。


WebSTAR 2.0 (11/19/1996)

Pluginてんこ盛り時代の到来

[WebSTAR_2.0_Installer.gif]

[WebSTAR_2.0_Window.gif]

WebSTAR 2.0 が本格的な Plugin アーキテクチャ対応のサーバとして1996年11月に登場します。WebSTAR のアプリケーションそのものは Web (TCP/IP) の基本的な処理だけを行うものにし、Plugin で機能を追加する、という図式が固まったのがこのバージョンです。

[WebSTAR_2.0_Folder.gif]

主な改良点は以下の通り:

上記の改良点のうち * をつけたものは Plugin によって提供された機能です。このように、様々な機能が Plugin として提供されることになります。

[WebSTAR_2.0_Plugins.gif]

なお、この 2.0 のリリースに伴って、W*API のバージョンも 1.1 になり、新しい SDK がリリースされました。


WebSTAR 2.0.1 (12/21/1996)

Plugin のバグ取りにドタバタ

12月になると 2.0.1 という新しいバージョンがリリースされます。このバージョンは、サーバ自体は何の変更もなく、Admin と Plugin のバグ取りを行ったバージョンでした。修正対象となった Plugin は以下のものです。

このバージョンから、Plugin のバージョンが本体のバージョンと同じになるように変更されました。


WebSTAR 1.3.2 (12/31/1996)

1.x 系列のフォロー

2.0 のリリースに伴って W*API (Plugin の規格)が 1.1 にバージョンアップされたのに伴って、これに対応させた 1.3.2 というバージョンがリリースされます。これは 2.0 にはアップグレードしないユーザーにも、新しい規格の Plugin が使えるようにするためのものです(ただし、WebSTAR 2.x に付属の Plugin を使うことは一切できない)。

[WebSTAR_1.3.2_Updater.gif]

WebSTAR 2.1 (07/15/1997)

Plugin の強化が続く

[WebSTAR_2.1_Updater.gif]

1997年7月には Plugin の機能の一層の強化とバグ取りを行った 2.1 がリリースされます。もはや改良点・修正点が多すぎて簡単には書けない状態になっていましたので詳しいことは省略します。

W*API も 1.2 になりました


Quarterdeck が StarNine を売却 (01/13/1998)

兆し

1998年になって、Quarterdeck は StarNine を売却します。この後、StarNine は Platinum Equity Holdings のものとなりました。Quarterdeck での StarNine の位置づけや方向性などが不明瞭だったのが解消されて、WebSTAR の開発もより順調に進んでいくものと思われていたのですが…

なお、このときの Press リリースなどはもはや入手できなかったのですが、このことを話題にした Web Scripter's Meeting の話題のページには、当時の雰囲気というか受け止め方が出ていますので、参考にしてください。

StarNine 売却へ


Chuck 氏が WebSTAR 開発から離脱 (03/03/1998)

衝撃

1998年3月、StarNine の売却が一段落ついたところで、衝撃のニュースが発表されます。それは MacHTTP そして WebSTAR の作者である Chuck 氏が、開発から手を引いて StraNine を離れていたというニュースです。

このとき公開された Chuck 氏自身によるオープン・レターは、今でも読むことが可能です。

What really happened...

このオープン・レターから読み取れる離脱までの経緯を簡単にまとめておくと、以下のようになります。

WebSTAR 3.0 の方向性や Plugin の基本的な作成などは、上記のドタバタの時期の最中の97年後半に Chuck を中心としたオリジナルの開発メンバーによって作業が行われたようですが、WebSTAR 3.0 自体は Chuck の手を離れた製品としてリリースされることになります。

かくして、Chuck 氏が自分の余暇を使って開発を始めた MacHTTP に源を発する WebSTAR は、その開発者自身の手を離れた製品になってしまったのでした。


WebSTAR 3.0 (03/24/1998)

統合サーバへの脱皮

[WebSTAR_3.0_Installer.gif]

[WebSTAR_3.0_Window.gif]

FTP サーバや Proxy サーバの機能も統合した 3.0 が1998年3月にリリースされます。このバージョンから、もはや Web サーバとは呼べないほど、様々なサーバ機能が統合されます。また、Web 以外のサーバ機能を Plugin で実現するために W*API も改訂され、新たに W*API 1.3 になっています。

Status ウィンドウの Copyright 表示に、もはや Chuck 氏の名前は無い…

2.0 の時と同じように、新たに追加された機能は、Plugin によって実装されています。以下のように、Plugin が山盛りになっています。

[WebSTAR_3.0_Plugins.gif]

WebSTAR 3.0.1 (08/05/1998)

恒例の Plugin バグ修正版

Plugin のバグ修正を中心とした新しいバージョン 3.0.1 が8月にリリースされます。


WebSTAR 2.1.1 (09/21/1998)

最後の 2.x

9月になって、2.1.1 というバージョンがリリースされます。ここでも、大半の変更点は Plugin の修正と改良です。

どういう経緯でこのバージョンが出てきたのか覚えていないのですが、2.x ユーザーのフォローのための修正となっています。


WebSTAR 3.0.2 (11/12/1998)

3.x 系列の最後にして 68K 対応の最終版

12月になって 3.0.2 というバージョンがリリースされます。このバージョンが 3.x の最終バージョンとなります。また、4.x からは PowerPC のみサポートのソフトになってしまいましたので、68K Mac で動く WebSTAR の最終バージョンということになります。

その後、WebSTAR はメールや Proxy までも取り込んだ、統合サーバソフトという方向を突き進んでいきます。MacOS X へも対応することになるようです。

2001年3月1日現在で、正式版は 4.3 です。


MacHTTP 復活!!

2001年1月、MacHTTP が復活し、新たなベータ版が公開されました。Chuck 氏自身が中心となって、ふたたび開発が行われることになったのです。

MacHTTP.orgというサイトも立ち上がり、メーリングリストでの議論も始まりました。過去に MacHTTP-Talk に集っていた人々が再び集まり始めています。

今後の動きに注目です。