田中求之的日々の雑感

【福井県立大学・経済学部の教員である田中求之(たなか もとゆき)の日記のようなもの】

ここに記されているのは、あくまでも田中求之の個人的な意見や感想です。田中の所属する組織や田中の公的な立場の見解ではありません。「田中求之的日々の雑感」の方には新着40(約一ヶ月分)が掲載されています。

19年02月22日 11時34分 着信

JAXAの会見の生中継を見た(質疑応答に移るまで)。やっぱすごいなぁ。今後、色々と詳細が発表されてくるんだろうが、今日というか、この週末は、そのおっかけで過ごしそうだ。

人工知能がらみのレポートの採点をやっているのだが、「今の人工知能(と呼ばれる技術)は0から1は生み出せない/創造できないので、それは人間の……」といったフレーズがさかんに出てくる。確かに講義でも知能という言葉に惑わされるなといったとこは話したし、講演にきてくださった講師の方もさきのフレーズに似たことを述べてはいた。シンギュラリティとか言われてビビってんじゃねぇよというのが基調の講義であったのは間違いない。でも、たとえば 囲碁や将棋で、これまで人間が思いつかなかったような(定石外れとされていたような)手を打ってきて勝ってることを考えるなら、それほど楽観的に0から1を生み出すことはできないなんて言えないのではないか(囲碁や将棋の手は「生み出した」のではなく「見落とされていたのを発見した」とは言えるかもしれないが)という視点や、そもそも人間は本当に0から1を生み出しているのかという視点もありうる。そっちまで目が向いている気配がある(がちで突っ込んできてるのはまだないが)レポートがごくまれにあるのだが、そういうのに出会うと妙に嬉しくなるのだった。

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