田中求之的日々の雑感

【福井県立大学・経済学部の教員である田中求之(たなか もとゆき)の日記のようなもの】

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ここに記されているのは、あくまでも田中求之の個人的な意見や感想です。
田中の所属する組織や田中の公的な立場の見解ではありません。

11年03月29日 17時38分 着信

今日は自宅で作業しながら娘たちをみていた。もっとも、娘たちはそれぞれに自分のやりたいこと/やるべきことをしているので、こっちはただ居るだけで済むのではあるが。夕方、牛乳を買いに行った娘たちが土筆を手に帰ってきた。秋は空からやってくるが、春は地面からやってくる。

『サウンド・ビジネス』を読んでいるのだが、最初の方で音環境に関する無神経さ/無関心さを訴えっている。それで思い出したのが、自分がスウェーデンハウスのモデルルームに初めて行った時のことだ。家中の温度がむらなく一定ということと、とにかく静かなことに驚いた。それが自分がスウェーデンハウスで家を建てる決め手の一つであることは間違いない。いったん家の中に入ると、家の中の家族の「音」以外はほとんど聞こえない/気にならない。自宅の横を JR 越美北線が通っているが列車が来たことは分かるがそれがうるさいとは感じられない(寝ていて目が覚めるといったことは全くない)、自分たちが出す/鳴らす音が空間を占めている。この空間が手に入るということがスウェーデンハウスで家を建てるということなんだと思ったし、今でも思っている。今も2階で遊んでいる娘たちの音が聞こえている(会話はもちろん、トイレの音やおならも聞こえる)。将来、彼女たちが大きくなって友達や彼氏を家に連れて来ることがあったとして、秘密に何かできるような家ではない(良くも悪くも)。そういう音空間で生活すること。それは、雨風の音や虫の声を遮断して閉じこもっている不自然なものかもしれないが、自分が柔らかくなれる空間なのである。えっと、話がそれてしまったが、とにかく音が作り出す(音が張るという言い方が良いのかな)空間について考えさせる本である。

ゼミ生たちの卒業式の写真をムービーにして DVD にする作業を行っていたが、SSD に置換したせいか、昨年よりもレンダリングが速いように思う。まぁ、気のせいかな。iPhoto のスライドショーと LiEF with Photocinema で作ったムービーを DVD にパッケージすることにした。

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