このページは福井県立大学の田中求之が2006年1月まで運用していた Mac のサーバ運用に関する会議室 「Web Scripter's Meeting」の記録です。情報が古くなっている可能性がありますのでご注意ください。

【回顧/懐古】Microsoft Personal Web Server Mac版

発言者:田中求之
( Date Friday, September 20, 2002 23:32:26 )


WebSTAR Chronicle をちょっと改訂しようと思って、WebSTAR 対抗の Web サー
バが続々と出てきた 1996 年ごろの Web サーバソフトを引っ張り出してきて、
色々と動かしたりしていたのですが、その中で、ああ、これが無くなってしまっ
たのはもったいなかったかなぁと思わせたのが、Microsoft から出ていた 
Personal Web Server for Macintosh (以下 PWS と略記)でした。

当時のことを覚えている方もいるかと思いますが、このサーバは、もともとは 
ResNova という会社が Web For One という名前で開発し発売したものがベース
になっています。マイクロソフトが ResNova を買収したことによって、開発者
がマイクロソフトに移って、PWS を作成したわけです(ResNova が開発を続け
ていた Boulevard という高機能サーバは開発中止になってしまったのでし
た)。

この PWS ですが、Web 共有に似た、軽めの、手軽に運用できる Web サーバと
いう作りになっています(機能拡張+コントロールパネルという構成も一
緒)。

で、何よりの特徴は、ASP (Active Server Pages) がサポートされていること
です。ASP というのは、MS の Web サーバに組み込まれている Server Side 
Scripting です。Windows NT のものとは、たぶん、異なる部分が多々あるんだ
ろうとは思いますが、ページの中にスクリプトを埋め込んでおくと、それを
サーバが処理してページをダイナミックに生成するわけですね。画像ファイル
の有無をチェックしたうえで表示する画像を切り替えたり、アクセスカウンタ
を入れたり、ゲストメッセージが書き込めるページを組んだりということが 
CGI を使わずに可能になります(PWS に最初からこれらの機能を実現したペー
ジのセットが付いてくる)。

手元のあったのは最初のリリース版の 4.0 (1998) の日本語版なんですが、
MacOS 9.2.2 でも動きました。

その後、Mac 版の PWS がどのような経緯をたどったのかはフォローしていない
のですが(私自身は、WebSTAR べったり& WebCenter -> Quid Pro Quo のおっ
かけ、という状況だったので)、フリーウェアとしてこれだけのサーバが配ら
れていて、それが消えてしまったってのは、ちょっと残念ですね。


たまちゃん さんからのコメント
( Saturday, September 21, 2002 00:38:22 )

気になったので探しましたが,1.0 の英語版はまだダウンロードで
きるようです。4.0 の日本語版は Internet Explorer 4.0 の統合
パッケージの中に含まれていて,PWS のみインストールすることも
できました(98年ごろの雑誌の付録CD-ROM に入ってました)。

PWS は Web For One のころから良かったですよね。あの頃は Net???
(失念)という統合インターネットサーバスイートもあったり,Sonic
のサーバスイートもあったりと,次から次へといろいろと出てきて,
非常に楽しかったです。

一番わくわくしたのは,やはり WebCenter の出現時でした。あの頃
はバグがあってもすぐ(Chris さんでしたっけ?)直してくれたり,
Quid Pro Quo というすごく皮肉めいた名前をつけて,すごいなと思
いました(当初は混迷路線に踏み出そうとしていた WebSTAR に対抗
する名前かと勘違いしました)。

いちばんほほ笑ましかったのは,Ring Twice というリストサーバ込
みのメールサーバでした。メールが着くと「リンリン」と軽やかな
配達音が聞こえました。いつの間にやらなくなりましたね。

サーバではありませんが,Claris Emailer(クラリスメール)は,
Outlook Express, Entourage, LetterRip Pro と同じ開発者の手元
で名前をかえて延命(基本的な開発スタンスが生きている)してい
ますね。

たまちゃん さんからのコメント
( Saturday, September 21, 2002 01:03:28 )

>Net???(失念)という統合インターネットサーバスイート

http://mtlab.ecn.fpu.ac.jp/Webcon_archive/961218101510.html

のことでした。3月に前薗さんに教えてもらったばかりなのに
もう忘れていました。

Junnama さんからのコメント
( Saturday, September 21, 2002 03:01:34 )

私のサーバー遍歴は、Mac->Win->Unix->Macみたいな感じなのですが、AppleScriptで 
CGIを動かして感動していた時期から、ASPやPHP等のServerSideScriptを知り、それ 
ではMacで動くものは?というときにこのPWSが自分の中に浮上した、ということは確 
かにありましたね。今、MacASPというのもあるようですが、速度等の面ではやっぱり 
...と言う間にMacOS Xですから。このBBSでは当然田中先生の指向が常にあらわれる 
わけですから、PWSが左程話題に上がらなかったのもやむを得ないことなのでしょう 
が、本当にASP(Win)との互換性がある言語なら、もっと面白い展開になったかも知れ 
ません。
ところで、このサーバーを使ってASPで開発している人っているのでせうか。自分が 
魅力を感じた時期があっただけに聞いてみたい。

重松修 さんからのコメント
( Saturday, September 21, 2002 20:42:40 )

ResNova ですか。。。
とても、とても懐かしいです。

以前は、FirstClass を使っていたのですが、
非常にライセンスが高価で、
対抗馬の TeleFinder は、ちょっと機能がアレだったので、
ResNova の NovaServer には、
大変期待していたのを思い出します。

で、ふと思い出した TeleFinder,
今はどうなったのでしょうね。

http://www.spiderisland.com/ は今では全然別物のようです。
HA テレコムさん、今も健在なのかな。

FirstClass の SoftArc も買収されて、
国内の代理店がクリエイトからアスキーにかわったかと思えば、
また、どこかにかわっていたし、
時の流れをひしひしと感じます。

田中求之 さんからのコメント
( Sunday, September 22, 2002 00:41:38 )

どうでもいい(?)補足ですが (^_^;;

>Quid Pro Quo というすごく皮肉めいた名前をつけて

Quid Pro Quo というのは、

■quid pro quo  {名-1} : 《ラテン語》代償(物)、埋め合わせの物、
お返し、代用品{だいようひん}、報酬{ほうしゅう}、約因{やくい
ん}、しっぺ返し

■quid pro quo  {名-2} : 代償型セクハラ◆昇進に性的な見返りを期待
されるなど、取り引きの側面を持つセクハラ

という意味の言葉です(英辞郎より)。

チロキ さんからのコメント
( Sunday, September 22, 2002 11:43:57 )

MS PWSまだ使ったりしてます
Performa6310に漢字Talk7.5.5ですが、ノートラブル、
ASP使いたいのですがWin系のASPと違うようであきらめた経緯があります

カツヨリ@comtech さんからのコメント
( Monday, September 23, 2002 17:37:29 )

> 気になったので探しましたが,1.0 の英語版はまだダウンロードで
> きるようです。4.0 の日本語版は Internet Explorer 4.0 の統合
> パッケージの中に含まれていて,PWS のみインストールすることも
> できました(98年ごろの雑誌の付録CD-ROM に入ってました)。

よろしければ教えていただきたいのですが1.0は、どちらから落せるのですか?

あとInternet Explorer 4.0の統合パッケージって今でも入手可能ですか?

たまちゃん さんからのコメント
( Monday, September 23, 2002 19:57:43 )

>よろしければ教えていただきたいのですが1.0は、どちらから落せるのですか?

http://download.microsoft.com/download/fp10mac/pws/1/MacOS/EN-US/Pwsm10.hqx

にあります。

>あとInternet Explorer 4.0の統合パッケージって今でも入手可能ですか?

古い雑誌の付録のCD-ROMには載っていると思います。後 EULA 
(END-USER LICENSE AGREEMENT) によると EULA を守るかぎり友人
等に譲渡することは出来るようです。したがって持っている友人
等から譲り受けることは出来ます。

どうしてもダウンロードしたい! という場合は(こんなんいいの
と思いますが)

http://www.inet.co.th/support/its/ftpdir/plus-services/MACINTOSH/

に英語版があります。


石津@RJC さんからのコメント
( Monday, September 23, 2002 21:27:33 )

TeleFinderはまだ生きてるみたいですよ。
5.7までは日本語なんとか使えていましたが今はどうでしょうね?
以下のURLになっています。最新版は5.7.4みたい。

http://www.tfbbs.com/

FirstClassは現在CentrinityからVer.7のフリーサーバが入手可能です。
5ユーザまで無料で利用できてFCサーバ間のゲートウェイも可能なようです。
たしかダウンロードではなくて直接メールで問い合わせすると入手できると
いうシステムにしていたと思います。
国内では7.1日本語版がリリース予定のようですが、いつになるかな...

http://www.centrinity.com/

カツヨリ@comtech さんからのコメント
( Monday, September 23, 2002 22:19:33 )

たまちゃんさん、教えていただきどうも有り難うございます。m(._.)m

いその@とし研 さんからのコメント
( Tuesday, September 24, 2002 13:01:53 )

PWS は、FTP サーバにもなりましたね。
NetPresenz より軽そうなので一時使っていました。
# ログが残らないのが難点でしたが...

さんからのコメント
( Wednesday, September 25, 2002 17:46:09 )

FirstClass、まだまだ現役でバシバシに使ってます。
なにせ、代替品が (すくなくとも私のニーズでは) ありませんので。

# なんか、懐かし (惜しまれ) サーバースレッドになってますね ;)

石津@RJC さんからのコメント
( Thursday, September 26, 2002 13:48:24 )

うちもまだFCは現役バリバリ(死語)です。

とかいってるうちにCentrinityがOpenTextに買収された模様。
FirstClassはプロダクトは継続で、SoftArcの頃開発の中心だった
スコットウェルチさんが再度中心になって盛り上げるみたいです。
ウェルチさんとはお会いしたことがありますが、日本のマーケット
やBBS文化に理解のある方だったので、今回の買収後の動きが楽し
みです。

この分だとFC7.1日本語版は日の目をみないままになるかもなぁ...
また代理店が変わるとかありそうで笑えない...(^^;)

さんからのコメント
( Friday, September 27, 2002 18:51:32 )

一昨日くらいに私も知って、驚きました。

なんだかんだで魅力あるプロダクト (開発者?) ってことで、
いろんな風に買収されちゃうんでしょうね ;)

# とポジティブシンキング。

たまちゃん さんからのコメント
( Sunday, September 29, 2002 23:55:30 )

RingTwice と Pictorius Net Servers が下記ページにありました。

ローカルな環境でテスト以外に使う事なかれ。

→  Macintosh Internet Server Software Page

石津@RJC さんからのコメント
( Monday, September 30, 2002 12:31:32 )

>ローカルな環境でテスト以外に使う事なかれ。

RingTwiceはすぐに止まる(OTとの相性悪かったです)から
ローカルでも使い物にならないとは思います。
これが解消できなくて開発止めたような....(想像)