このページは福井県立大学の田中求之が2006年1月まで運用していた Mac のサーバ運用に関する会議室 「Web Scripter's Meeting」の記録です。情報が古くなっている可能性がありますのでご注意ください。

サーバ運用の社会的費用

発言者:たまちゃん
( Date Tuesday, June 29, 1999 12:20:25 )


サーバを立ち上げて、日々運用していくときの費用として2つのものがあると
思います。

1.私的な費用

  ハードウェア代、サーバソフト代、Learning Cost、ランニングコスト

2.社会的な費用

  自分のサーバが他のサーバやユーザ、インターネットに対して与える影響
  特に第3者に利用されることによる被害

1と2はもちろん密接に関係していると思います。ここ数年で1に関する費用は
劇的にといっていいほど、減ってきていると思います(もちろん商用のソフトは
相変わらず安価とは言えませんけど)。それに反するように、2に関する費用は
上がってきているように思います。2を抑えるためには、1の費用が上がるとい
う関係にあるので、なかなか難しいのですが、どうも1の低さばかりが強調され
ているようなきらいがあると感じるのは私だけだといいのですが。。もちろんプ
ラットフォームに無関係に議論は出来ないとは思います。

この辺の議論は夏のワークショップのときにでもしませんか?>みなしゃま


田中求之 さんからのコメント
( Tuesday, June 29, 1999 14:32:08 )

あ、いいですね。初日の最後のセッションとして組みましょう。あたしの独演会は
短くしちゃっていいですから。

とはいえ、Workshop までにはまだ間がありますので、ここで議論は続けるという
ことでいきましょう。

これから授業なので、後ほど、コメントします

前薗 健一 さんからのコメント
( Tuesday, June 29, 1999 14:54:21 )

導入コストと運用コストというのは大事ですよね。

日本では NT 即 OK, LINUX は検討、Mac は論外みたいな雰囲気が
ありますが、US では逆に NT 論外という意見が多いと思いました。
NT の OpenStep 開発者が言っていたので信憑性はあると思います。

さんからのコメント
( Tuesday, June 29, 1999 15:00:50 )

>この辺の議論は夏のワークショップのときにでもしませんか?

これってどんなものなのですか?
誰でも参加できるもの??
すみません、恥さらしですね (^^;;;;


稲垣 さんからのコメント
( Tuesday, June 29, 1999 15:20:11 )

 個人の方は、半分以上趣味ですから、それ程運用費は考えていませんが、会社などだと
運用費(技術研修を含む)は結構大変ですよね。

鯖さんへ
ワークショップのスレッドは以下の所ですよ。
#実際の連絡はML上ですけど・・。

→  Workshop Kansai

前薗 健一 さんからのコメント
( Tuesday, June 29, 1999 15:21:42 )

See

→  Workshop 475 Kansai 

田中求之 さんからのコメント
( Tuesday, June 29, 1999 16:04:58 )

>これってどんなものなのですか?

すでにコメントが付いていますが、この夏に、神戸でみんなで集会をやろうよという
ものです。以前にこの会議室で呼びかけて、関心をもってくださった方でMLで
内容について検討を行ってきました。

MLでの打ち合わせがだいたいまとまってきましたので、まもなくホームページで
正式に告知します。

Mac でのサーバ管理者(運用者)であれば誰でも参加してもらって結構ですよ。

さんからのコメント
( Monday, July 05, 1999 18:31:18 )

せっかくレス頂いたのに..
<(_ _)>、遅れました

参加するつもりではいますが、折り合いがつくか..
まだ予定は未定といったところでしょうか。
でも是非行きたい..

はたの さんからのコメント
( Saturday, July 10, 1999 07:28:32 )

はじめまして、波多野といいます。

> 2.社会的な費用
> 
>   自分のサーバが他のサーバやユーザ、インターネットに対して与える影響
>   特に第3者に利用されることによる被害

Mac でサーバという場合、secure に対する費用を考えられている
人というのは、どれぐらいおられるものなのでしょう?

お気楽 UNIX を素の状態で使っていて、セキュリティーホールを突かれて
クラックされてしまう、というのはたまに聞いたりもしますけど、
Mac OS の場合だと素の状態で危なそうなコマンドが入っていないとか、
あまり知られていないというメリットのおかげで、そう意識しなくても
使えてしまったりはするわけですよね?

#どれぐらい、ということになるとアンケートでもしないとわからない
#でしょうね。

田中求之 さんからのコメント
( Sunday, July 11, 1999 19:56:06 )

>Mac でサーバという場合、secure に対する費用を考えられている
>人というのは、どれぐらいおられるものなのでしょう?

サーバと言っても、色々な種類がありますので、ひと括りにはできま
せんが、基本的には、あまり神経質になる必要はないのは確かです。

自分で立ち上げないかぎりは、ポートがあくことはありませんし、
なにより、OS にリモートでログインされるといったことはあり
ませんから。

石津@RJC さんからのコメント
( Monday, July 12, 1999 10:56:25 )

>Mac でサーバという場合、secure に対する費用を考えられている
>人というのは、どれぐらいおられるものなのでしょう?

Macでサーバという以前にインターネットサービスにおける安全性に
対する意識という点で、基本的に経営層で正しい判断ができる人物は
非常に少ないような気がします。
サービスの安定性とそれに伴う収益(利益)にばかり目が行ってしま
い、対障害性とセキュリティに対する部分は、自己に責任がかぶらな
ければいい(外注もしくはアウトソーシングしちゃう)という態度が
非常に多いと思われます。(経験的に)
ネットビジネスがそれなりの利益を上げれば、なおのことそういう傾
向は強くでてきますね。なぜ収益が出る素地ができたかということは
忘れられるようです。
全くもって腹立たしいですが、それが現状なのかもしれません。

あ、つい愚痴になってしまいました。(爆

たまちゃん さんからのコメント
( Monday, July 12, 1999 11:09:51 )

Open Transport のバージョンを可能な限り,新しいものにするのをお勧めしま
す。Ping of Death や Land Attack にもし襲われれば,やられてしまいます。

68k では 1.3,PPC では 2.0.3 が最新だと思います。EIMS の商品版も 2.2
以下だと denial of service attack にやられる可能性があります。襲い方は
知りません。(^_^;;

田中求之 さんからのコメント
( Monday, July 12, 1999 11:32:03 )

セッションのレジュメ原稿のつもりで、思いついたことを書いてみました。

「コスト」というのは、運用者にとっての負担というマイナスの意味合
いを持った言葉ですが、言い換えるならば、より良い運用のために必要
なスキルということになると思います。実際に運用されている方にして
みれば、まぁ、確かに色々と面倒だなぁということはあるとは思います
が(ましてサーバ運用自体が仕事ではないとか、サーバ運用自体を楽し
んでいるのではないという方にとっては)、とりあえず、どのようなス
キルが必要になるかという点から考えてみます。

まず、サーバ運用に必要なスキルとは、大きく分けて2つに分けて考え
ることができます。一つは、技術的なスキル、もう一つは社会的なスキ
ルです。簡単に言うならば、前者はコンピュータというハードとソフト
に関する理解や運用の技術、後者はサーバで組み立てるサービスの理解
およびユーザーやコミュニティでのコミュニケーションの技能と言うこ
とができるでしょう。

●社会的スキル

社会的という言葉がすわりが悪いのですが、多くの人たちと協働してい
く中で必要なスキルということです。社会的=Social という言葉には社
交的という意味もありますので、それも含んだコミュニケーションの技
能ということです。

サーバの運用という場合、とかく技術的な点ばかりが問題になりがちで
すし、実際のところ、MacOS の使い方がわかっていない人間に Mac の
サーバの運用は難しいように、技術がなければ何も始まらないのは事実
なのです。しかし、サーバの運用の最終的な目的は、サーバが動くとに
あるのではなく、そのサーバを使って自分やユーザーが必要になるサー
ビスを提供する環境を作り上げることにありますから、この点の焦点が
ぼやけていては、どのようなスキルを必要とするのかを絞り込むことが
できません。また、サーバを運用するにあたっては、利用者の要望を聞
き入れたり、場合によっては説明・説得したりすることも必要になりま
すし、またメーリングリストや掲示板を使って情報を集める際には、自
分の状況や問題あるいは必要な情報などを的確に伝える能力がなければ
なりません。こうした意味で、コミュニケーションのスキルというのは、
サーバの立ち上げが終わった後の運用では、場合によっては、技術的な
スキルよりも重要だと言えるでしょう。

コンテンツなども、広い意味でのコミュニケーションの問題として考え
ることができます。現在の HTML の中で表現として可能な幅はかなり広
がってきていますが、なんでもかんでも。できることをやればいいとい
うものではない。オンライン販売のサイトが、ばかみたいなテーブルや
画像を廃して、アクセスが速く、かつ分かりやすいサイト構成に移行し
つつあるのも、ページを見せるのが目的ではなく、そこで販売を行うの
が目的であるという観点から、表現のあり方を考え直してきたというこ
とだと思います。

とはいえ、こうしたコミュニケーションに関するスキルというのは、何
も Mac のサーバ運用に固有の問題ではなく、NT だろうが Linux だろう
が、サーバを運用するかぎりは、かならず必要になるというものでしょ
う。また、一般的な原則というレベルの話としては、いまさら何を言っ
ているんだという話にしかならないということもあります。たとえば、
他人に分かりやすいような話し方(書き方)をするだとか、人の話を良
く聞くだとか、そういうことを言っても何の助けにもならないところで、
みんな苦労している訳ですしね。

そういった意味では、明快な解答や指針といったものは示せない、厄介
なものかもしれません。

個人的には、responsive & responsible (応答的&責任的)というのが
基本的なスタンスになるだろうと考えていますが、他の方がたの意見を
お聞きしたいところです。

(続く)

たまちゃん さんからのコメント
( Monday, July 12, 1999 12:03:28 )

社会的費用という考えは,もともと経済学から借りてきた考えで,私的な費用
だけを考えていると,財やサービスの供給が最適な水準からみて「過大」にな
るというものです。

サーバ運用にこの考えをあてはめる場合に

1.社会的費用とはそもそも何か
2.サーバ運用に伴う「最適なサービス供給水準」とは何か
3.「過大な」サービス供給があるとすればそれをどのようにして抑えるか

ということが問題となると思います。実際,例としてあげた SPAM メールなど
は明らかに「余分な」サービス供給だと思います。

まだまだ考えがまとまっていませんが,セッションのときにまたいろいろと議
論出来ればいいなと思っています。

たまちゃん さんからのコメント
( Thursday, July 15, 1999 13:21:11 )

>Open Transport のバージョンを可能な限り,新しいものにするのをお勧めしま
>す。Ping of Death や Land Attack にもし襲われれば,やられてしまいます。

少し気になることがあります。EIMS ML での Glenn さんの発言で,「OT は 1.3
でも Land Attack にやられる可能性がある。PowerPC の方は大丈夫だが,68K の
方は OS 8.1 でも vulnerable だ。」という内容のもので,もし本当なら,68K
マシンは全滅になります。この件について,もし何か情報をお持ちの方がおられ
たら教えて下さい。

まあ,Land Attack をかけられることはないかとは思いますが,自分のページに
サーバの構成を細かく書くのは少し控えた方がいいのかなという気も(少し)し
ました。