このページは福井県立大学の田中求之が2006年1月まで運用していた Mac のサーバ運用に関する会議室 「Web Scripter's Meeting」の記録です。情報が古くなっている可能性がありますのでご注意ください。

AppleScript の今後(WWDC98)

発言者:田中求之
( Date Monday, May 18, 1998 20:35:25 )


先週開かれていた Apple の World Wide Developer Conference のカンファレンスの
内容が QuickTime 3 のムービーとして配信されてます。

で、現地時間の15日金曜日に行われた What's New with AppleScript for scripters
を見た(というより聞いた)のですが、かなりマジで AppleScript の改良に取り組むと
いう姿勢が見えて、なかなか面白かったです。

細かいことは、これからヘッドフォンで聞きながらムービーをもう一度見直すつもり
ですが(まるで英語のヒアリングの学習 (^_^;; )、PowerPC Native 化以外
にも色々と仕掛けてくるようです。

各セッションとも10Mを越えるムービーになってますので、専用線接続でないと
厳しいとは思いますが、関心のあるかたは、要チェックですね。

(私は、AppleScript, Web, Internet Client API, そして Jobs の
キーノート(内容は各種報道ですでに知ってるんだけど)を見てしまいました)

→  Worldwide Developers Conference '98 - Theater

田中求之 さんからのコメント
( Tuesday, May 19, 1998 00:53:35 )

セッション中の実演でやたらと Macsbug の画面になるのが印象的でしたが、
ざっと私が聞き取れた範囲では、次のバージョン(1.3)では、osax がかな
り整理&追加されてくるようです。どうやら1つのファイルにまとめたものに
なるようですね。また、Jon's command の Clipboard 関連のものを取り
込むなど、純正にあってしかるべきなのに欠けていたものを補ってくるようです。

私がほうぅ〜っと思ったのは CGI のための osax も、少なくともデモの
画面では紹介されていたということです(スピーチの中でも言及していた)。
どのようなものかはわりませんでしたが、おそらく URL のデコード機能
などが含まれてくるのでしょう。

あと、Finder 上でフォルダーに対して操作を行ったときに、自動的に
実行されるスクリプト( Folder Action って言ってました)を設定
できる(たとえばあるフォルダーを開こうとすると、ダイアログを出す)
なんてのもデモしてました。単位の変換(メートルとインチの変換等)
もサポートするようです。

OpenTransport 関連やアピアランスなどもスクリプトで操作できるように
するなど、よりシステムの幅広いものがスクリプトでコントロールできる
ようにするとのこと。もちろん、これは AppleScript の改良というより
システムの改良になるわけですが。

ま、細かいことは、聞いててもよく分からない(おまけに QT の小さい画
面では、デモの画面の文字などは全く読めないので)こともあったんですが、
色々と取り組んでいるようだな、ということは分かりました。

あとは、ちゃんと製品として出荷されるということを期待しましょう。

PowerPC Native になったときに、osax (オーサックスと発音してました)
の仕様に変更があるのか?(現状では 68K コードで動いている)という
一番関心があった点はわからなかった…

Hideaki Iimori さんからのコメント
( Tuesday, May 19, 1998 01:05:53 )

 WWDC全セッションのスライドが
<http://www.developer.com/calendar/minisites/wwdc98/>
に置かれています。

 AppleScriptに関してのセッションは

"What's New with AppleScript for scripters"
<http://www.developer.com/calendar/minisites/wwdc98/109applescript/index.htm>

 あと Scripting関連では Yellow Box Frameworkの Scripting対応
も面白いです。AEOM (AppleEvent Object Model)に基づいた Command
(Script)で Yellow Box Applicationもシームレスに操作できそうな
ことが解ります。

"Yellow Box: Easily Create Scriptable Software"
<http://www.developer.com/calendar/minisites/wwdc98/120ybscriptablesw/index.htm>

田中求之 さんからのコメント
( Tuesday, May 19, 1998 01:33:19 )

さっそくスライドを見てみましたが、セッションで話されていた内容とけっこう違っている
ような(笑)

PowerPC Native 化でもボトルネックは存在するよ、とか、Narive 化の恩恵をうけない
ものにはこういうものがある、といったことをちゃんと説明してあるのには感心しましたが、
osax もあんまり恩恵を受けないものの一つにあげてるところをみると、osax の仕様など
に根本的な変更はないようですね。

田中求之 さんからのコメント
( Tuesday, May 19, 1998 01:38:14 )

>根本的な変更はないようですね。

てっきりコードリソースは廃止されるんじゃないかと思ってたんですが、そうではない
ということです。Native osax はやはり Code Fragment になるんですね。

田中求之 さんからのコメント
( Tuesday, May 19, 1998 01:57:29 )

スライドではっきりしたことが多いんですが、その中でも、

「 1.3 では、フランス語、日本語、イタリア語のスクリプト表現形式(dialect)はサ
 ポートされない」

とはっきり言ってますね。これで、やっとスクリプティング表現形式のゴタゴタが収まる
かと思えば、やれやれといったところです(もちろん、反対する人たちも少なからず
日本にはいるでしょうが)。

田中求之 さんからのコメント
( Tuesday, May 19, 1998 02:12:38 )

Theater でみたムービーの内容と、スライドの内容があまりに違うので、??と思って
いたら、飯森さんの紹介されてたのは

What's new AppleScript for Developer

の方でしたね。どうりで詳しいことが載っているわけです。でも、おかげで、気になって
いたことに関しては、ほぼ情報が得られました。