このページは福井県立大学の田中求之が2006年1月まで運用していた Mac のサーバ運用に関する会議室 「Web Scripter's Meeting」の記録です。情報が古くなっている可能性がありますのでご注意ください。

複数ドメイン運用に関すること

発言者:福田
( Date Tuesday, March 03, 1998 21:56:44 )


複数ドメイン運用に関して教えて下さい。
現在、自社ドメインをOCNエコノミー + QuickDNS Pro1.1.2 + 
WEBSTAR2.0 + EIMS2.0 で運用・管理しています。
今度知り合いのドメインをこちらに移すことになり、OCNの複数
ドメインの登録を行いました。そこで質問なのですが、

(1)追加ドメインのセカンダリーDNSは社内LANのサーバー以外の
   マシーンで運用してもよいのでしょうか?その場合JPNICへの
   登録は問題ないのでしょうか?やはりセカンダリーDNSは別の
   場所へお願いしなくてはいけないのでしょうか?

(2)複数ドメインを管理する場合、HomeDoorやMailDoorなどの
   プラグインを使わなくてはできないようですが、EIMS2.0は
   マルチドメイン対応になっています。つまりプラグインはなく
   ても2つのドメインを区別して運用できるはずですよね。その
   場合は2つのIPが必要になってくるのですか?それとも同じマ
   シーン上ですので1つのIPで間にあうのでしょうか?

(3)OpenTransport1.3に関してもマルチドメイン対応とのことで
   すが、これはどういう場合にこの機能が発揮できるのですか?
   AppleShare IP 5.0と組み合わせて使う場合のみなのでしょうか。

もしかしたら私の勘違いや、調査不足などがあるかもしれませんが過去の
データも拝見いたしましたし、関連ありそうなページもみました。けれど
もどうしてもはっきりしません。すでに運用している方や心当たりのある
方がいらっしゃいましたらよろしくお願いします。

田中求之 さんからのコメント
( Wednesday, March 04, 1998 02:02:37 )

一つのマシンで複数のドメインのサーバーを運用することをマルチドメインとか
バーチャル・ドメインといいます(ドメインではなくホストの場合はバーチャル
ホスト)。

その方法として、現在、Mac で可能なものとして2通りあります。

●1つの IP アドレスで複数のドメインを運用するもの。

 →たとえば、IP=192.168.1.1 のマシンで aaa.bbb.co.jp と xxx.yyy.co.jp
  の両方のドメインを運用する

 この場合、Webサーバーは、ブラウザのホスト名を見てルートフォルダーを切り替える
 機能を持っている必要があります。現時点で、サーバーのみで可能なのは Quid Pro
 Quo Plus (商品版)です。Welcome などのバーチャルドメイン(ホスト)用の
 Plug-in を用いれば、QPQ 1.02 や WebSTAR 2.1 でも運用は可能です。

 メールサーバーで、この方法のマルチドメインに対応しているのは EIMS 2.0 です。
 (SIMS も対応してたはずですが、いま、確認できません。どうでしたっけ?)

 EIMS 1.2 の場合は、他者の販売しているツールを組み合わせれば可能です。


●ドメインごとに別の IP アドレスを割り当てる方法

 *これを行うには OpenTransport 1.3 以上が必要になります

 → aaa.bbb.co.jp に IP=192.168.1.1 を、xxx.yyy.co.jp に 192.168.1.2
 を割り当てて運用するというもの。

 Webサーバーでこれに完全に対応しているのは Quid Pro Quo Plus です。
 WebSTAR も 3.0 では対応する予定ですが、現時点ではリリースの日付は
 はっきりしていません

 メールサーバーで、この方法に対応しているものは、現時点ではないはずです。
 現在ベータテストが行われている EIMS 2.1 では対応するようです。


ということになります。つまり、一つの IP アドレスで複数のドメインを運用する
場合と、ドメインごとに IP アドレスを別にする方法とがあります。OT 1.3 に
なって、ようやく Mac でも後者の方法が可能になったわけです。

どちらの方法で運用するかは運用する人間が決めることであって、どちらにすべき
という問題ではありません。Mac の場合は、OT 1.3 まで複数の IP を一つの
マシンに割り当てることができなかったため、前者の方法で運用されているものが
圧倒的に多いです。

参考まで

たまちゃん さんからのコメント
( Wednesday, March 04, 1998 10:01:36 )

最近、SIMSのマニュアルを読みました。マニュアルによると、

●SIMS can handle accounts for multiple domains. The
       Multi-Domain features use the Router and include: 
             ○ direct mapping; 
             ○ domain-based account name mapping; 
             ○ "true multihoming" for systems with multiple IP
               addresses.

だそうで、田中さんの分類の後者にも対応しているようです。

ちなみに、1つのマシンに複数のネットワークカードをさして、それぞれに別
のアドレスを割り振るという方法は、OT 1.3でもまだ実現していません(よ
ね?)

大西恒樹 さんからのコメント
( Wednesday, March 04, 1998 10:37:15 )

2と3はフォローされているようなので、1だけフォローします。
追加ドメインにかかわらず、セカンダリネームサーバは、冗長性を持たせる
という意味で、当該ネットワーク外に置くのが良いです。実際、最初のドメイン
のセカンダリは、恐らくOCN側にお願いしていると思います。追加ドメインに
関しては、OCNはセカンダリを引き受けてはくれませんので、自ネットワーク外
の引き受け手を探すのが一番オーソドックスな解決策だと思います。
答えになりましたでしょうか?

福田 さんからのコメント
( Wednesday, March 04, 1998 17:28:51 )

ありがとうございました。
混乱していたのがかなり整理されました。

(1)DNSサーバに関して
  セカンダリーDNSをやはりどこかにお願いしなくてはならない
  ようですね。もしプロバイダーなどに頼むと値段はどれくらい
  かかるのでしょうか。無料でやってくれるところはあるのですか?
  みなさんはどうなさっているのか参考までに聞かせてください。

(2)他ドメインでWWWやMailサーバを運用する場合にまたIPを割り
  振るのがちょっといやでした。OCNエコノミーはIPを14しか使え
  ませんからね。今はグローバルIPを使用していて、NATを使って
  プライベートIPにすればいいようですが、なかなかうまくいきま
  せん。この辺はまだまだ時間がかかりそうです。とにかく他ドメイ
  ンでMailサーバを立ち上げるつもりですので、EIMS2.0を使います。

(3)OpenTransport1.3に関してはIPを複数区別できるということで
  したか。こちらは完全に混乱してました。

サーバを立ち上げるので一番分からないのは、DNSやルータの設定ですよね。
いまだにこの辺でつまずいてしまいます。う〜ん、難しいです。もっと勉強
せねば。

kozka さんからのコメント
( Wednesday, March 04, 1998 18:09:47 )

OCNエコノミー + QuickDNS Pro1.1.2 + WEBSTAR2.0 + EIMS2.0

で2つのドメインを運用したいのは私も同じです。DNS関連の設定とセカンダリ
をどうするかが問題ですね。

私は自ネットワーク内にセカンダリを設置して「WEBSTAR2.0」「EIMS2.0」がう
まくマルチドメインで使用できるのを確認してから、セカンダリを外部にお願
いしようと考えています。(セカンダリ用のMacが必要ですが)

木村 英一 さんからのコメント
( Wednesday, March 04, 1998 18:19:58 )

(1)に関してなんですが、当方もOCNエコノミーでつないでますが
OCN側でセカンダリーを立てていますので心配ないと思います。
確かに他のプロバイダーで立てて置いた方が安心ですが・・・
たまに、メンテナンスでDNSを止めちゃう時がありますが(セカンダリー
運用テスト!?)OCN側でちゃんと肩代わりしています。

田中求之 さんからのコメント
( Thursday, March 05, 1998 01:53:53 )

>サーバを立ち上げるので一番分からないのは、DNSやルータの設定ですよね。

確かにそうなのですが、でも、この部分が分かっていないのにサーバー(サイト)
を運用しようというのが、むしろ無茶だということは理解しておいてください。

最近色々なところで言ってますが、車だって、単に動かすだけなら、キーを
入れてアクセル踏めばいいわけですから、誰だってできるますよね。でも、
「車を運転する」ってのは、道路に出て、道交法やら、標識やら、車の
流れを理解して運転できるってことであって、「動かす」こととは違い
ますよね(だからこそ、あれだけ教習所で怒られるわけだし (^_^;; )。

サイトの運用も一緒です。アプリケーションを立ち上げられることや、
物理的に接続ができてることはが、サーバー(サイト)を運用すること
なのではありませんからね。

ルータに関しては私は経験がありませんので何とも言えませんが、
DNS に関しては、原理的なところをきちんと押さえる(なぜそうしないと
いけないのかを理解する)ってのが、面倒なようでも結果的には一番
の近道です。原理的な考察のみが見通しを与えます (^_^;;

がんばってください

kozka さんからのコメント
( Friday, March 06, 1998 11:02:01 )

EIMS2をマルチドメインで運用する時には特別なポップアカウント名を
クライアントのメーラーで設定必要がある事が分かりました。

書式は
   user%virtual_domain_name@orign_domain

マルチドメインがなかなかうまく出来なくてちょっと時間かかりました
が、マニュアルを良く読めば書いてありました。(早く日本語版を作っ
てくれないかな)





田中求之 さんからのコメント
( Friday, March 06, 1998 14:01:46 )

確かに、これが少し面倒なところで、2.1 では改良されることになっているはず
です。

kozka さんからのコメント
( Tuesday, March 10, 1998 12:07:05 )

EIMS2をマルチドメインで運用する時には特別なポップアカウントを使用して
メールを受信するのは分かったのですが、メールが送信できず苦労しました。

分かった事は、クラリスメールでは送信できないという事です。
Eudora Pro 2.1.4JとNetscapeNavoigator3.01でも試してみたしたが、受信
/送信ともできました。(いずれもSMTPサーバ名はvirtualの方を指定)

クラリスメールでのエラーの内容は、以下の通りでした。
** SMTP サーバエラー“550 5.1.1 user not known”


「EIMS2.0...」で発言中のみやむら さんからのコメント
( Wednesday, March 11, 1998 11:40:49 )

Kozkaさんへ
今、おそらくKozkaさんと私は
ほぼ同じ内容だと思うのですが、

私の所では試した限りですと
バーチャルホストに対して全ての
メールソフトで送受信ができました。

しかし、外部のとあるプロバイダーの
メールサーバからは全てのメーラーで
送受信ともできず困っています。

Kozkaさんのテスト環境はどのようなもので試しているでしょうか?
もし、同じ外部からのテスト環境でお困りでしたら、
二人とも全く同じ内容だとわかるのですが・・・

kozka さんからのコメント
( Wednesday, March 11, 1998 15:30:24 )

私の所では次のような環境です。

バーチャルホストというかバーチャルドメインです
2つのドメインを1つのメール/WEBサーバーで運用
オリジナルのドメインは「smart.co.jp」
2つ目のドメインは「smart.ne.jp」
2つ目のドメインを使ったメールアカウントで他のプロバイダとの送受信可能
<Foward to...>を使った転送は試していません。

ということで、私の所の環境で<Foward to...>を2つ目のドメインで使ってみれ
ばみやむらさんと同等の使い方になりますか? 

複数の外部接続プロバイダーは問題なくて、外部レンタルサーバ屋の時だけが問
題だとするとそのレンタルサーバ屋のメールサーバーとの相性があるのでしょう
か。